2007年お正月のホームページ


皆様、明けましておめでとうございます。
穏やかな年明けで、平成19年が、皆様にとって良い年になることをお祈りしています。
本年も、よろしくお願いいたします。
お仕事をなさっている方は、お忙しいところ、ご覧いただきまして、誠に有難うございます。
ご無沙汰しております方、このホームページをご覧になって、私のことを思い出して頂ければ大変嬉しく思います。
2006年下期は、本当に久しぶりに海外に行ってきましたので、写真を見ていただきたいと思います。

作成日 2007年1月
Produced by Masaharu Kawamura (川村正春、初枝、茶トラのチャーチャ)

             
2006年9月から12月までの国内の写真を集めました。
10秒毎に写真が変わります。

2006年11月
大町温泉、立山プリンスホテル3泊4日バス旅行に行く。全てフリータイムなので、毎日歩く。今年は熊が出たので、朝夕の散歩は特に要注意。ホテルの中庭にも来たとのこと。テプコ館で無料の高瀬ダム見学ツアーがあるとのことで、朝、電話予約して出かける。一般車が入れない山奥まで連れて行ってくれる。大町の近くでは、男性的な黒部ダムがあまりにも有名だが、高瀬ダムと新高瀬川発電所は、それとは対照的で近代水力発電の様子が良く分る。2時間程のツアーは、予想以上に充実している。団体客が遅刻したので、予約していた時間にマイクロバスが出発しなかったということで、お土産まで貰ってしまった。ここは、絶対お勧めです。

2006年12月
リゾートクラブの体験で、1泊2食1000円という価格で勝浦に行く。2ベッドルーム、6人用のとても広い部屋。温泉もある。食事も海の幸が有って、まあまあ。11階の部屋からの眺めも良い。名物の朝市に行って干物を買う。安くてとても美味しかった。でも、リゾートクラブは、私達のような滞在型には不向きのような気がします。
ちなみに木更津の「磯あそび」という回転すし屋さんは、本当にお勧めです。








2006年9月、題してカナダ秋紀行の写真です。


 毎年、秋の声を聞くと、旅行会社からカナダ紅葉ツアーの案内がたくさん届けられる。一度は見に行きたいと思いながら、なかなか機会がなかった。テロの問題はあるが、いつまで待っても事態は変わらないし、そろそろ海外の空気を吸いたくなった。せっかく出かけるのだから、ある程度ゆっくりしたい。北米大陸の横断もやってみたい。猫のチャーチャを、シッターさんにお願いするので、旅行日程は、一ヶ月を超えることは出来ない。ということで、8月下旬になって、いろいろな条件を含めて、図書館やインターネットで調査を開始した。

 まずは、レンタカーだ。調べてみると乗り捨て料金が、むやみに高額であることが分かった。大陸横断で乗り捨てると、その乗り捨て料金だけで、レンタル料金以上になるのだ。格安航空券も同一空港の往復しかない。3ヶ月くらい出かけることができるなら別の考え方もあるが、今回は、大陸横断を断念。

 レンタカー料金がWEEK単位なので、3週間を基準に全ての予定を立ててみた。エア・ティケットは、有効1ヶ月で6万円という、なんとも嬉しくなるものを見つけた。もちろん、サーチャージや航空税が加わるが、それは、どんなツアーでも同じ。AAでシカゴ・トランジットのトロント往復。座席の予約も出来る。しかも、団体ツアー料金がピークになる紅葉トップシーズンのこの時期に。

 結局決めたことは、9月25日出発、20泊22日、ナイアガラから東に進み、大西洋沿岸まで。(オンタリオ、ケベック、ニューブランズウィック、プリンスエドワード島、ノバスコシアの5州を巡る。)帰りは、ハイウェイを飛ばし、トロントまで戻る。宿泊は、最初の2日間は予約を入れ、後は臨機応変に、その日に考えることにした。

 大きな地図で見ると、かなりゆったりした旅ができるかなと思われたが、実際は、東に行けば行くほど、複雑な海岸線のハイウェイでは、スピードを出すことができず、日程をこなすことが出来なかった。結局、総走行距離、8320Km、一日平均400Kmも走る、とんでもないハードな旅行になってしまった。下の図は、今回の走行ルートと宿泊した町です。




Toronto airport  Niagara Falls  Huntsville  Tweed  Winchester  Maniwaki   Granby   Nortre-Dome-Du-Bon-Consei  Cap-Saint-Lgnace-Dupetit-Cap  Grande Vallee  Petit Rocher  Cavendish  Wentworth  Antigonish  Mahone Bay  Moncton  Cap-Saint-Lgnace-Dupetit-Cap  Kingston   貝Toronto Massisauga


9月26日(火)
1、ナイアガラ・カナダ滝:

前日、トロント空港に夜8時過ぎに到着。日本で予約していたレンタカーを借り、これも、予約していた空港近くのモーテルに宿泊。翌朝、ハイウェイQEBを、慎重に運転してナイアガラまで走る。この雄大なカナダ滝を見て、その景色に感動するというよりは、ここまで、自分で運転してきたという事実に感動していた。ナイアガラのカナダ側は、観光客が多く、日本の観光地のような雰囲気。日本人もたくさんいる。クリフトン・ヒル通りは、ネオン街。この日は夜のライトアップが見たくて、滝まで歩いていける、この銀座通りのクオリティ・インに泊まる。

2、ナイアガラ・テラビン・ポイントから:

国境の橋を渡り、アメリカに渡り、カナダ滝を反対側から見る。テニアンポイントは、先端まで行くことはできるが、この撮影位置でも、びちゃびちゃになる。水がきれいなら良いのだが、大陸を流れてきて、エリー湖に溜まりナイアガラを飛び散る水は、かび臭い。金魚鉢で泳いでいるみたいで、あまり楽しくない。アメリカに渡るには、カナダの出国税(C¢50)とアメリカの入国税(US$6)が必要だ。簡単に渡れるかと思ったら、結構イミグレーションが厳しい。でも、渡って良かった。アメリカ側は、カナダとは違い、広い公園になっていて、全く装いを別としている。滝の真近まで行くことができるし、なんたって人が少ない。

3、ナイアガラ・アメリカ滝:

水量が少ないアメリカ滝とはいえ、アメリカ側から見ると、すごい迫力。キオスクでお昼を買った。売店の女の子が私の財布の中を見て、円を見るのが初めてだって珍しそうに1万円札を見ていた。もちろん使用したのは持っていた米ドルなのだけれど。それから話が進み、彼女は、アメリカ人の陽気さが余りにも表面的でしかないので、それが嫌いだと言っていた。もっと、本当の心で人と付き会いたいと。こんな会話は、間違ってもカナダ側ではできない。なんたって、混雑度が全然違うのだから。


レンタカー:
今回はインターネットで、日本の支店を通して、円払いで予約をした。トロント空港のレンタカー会社を全て当たってみたが、それが圧倒的に安かった。9月まではトップシーズンだから割高にもなる。まして、今はCAN$が高い。3週間で、フル・インシュランス、最初のガソリン込み(満タン返しの必要なし)で8万円チョットは、かなり安い。現地、トロント空港についてみると、私の予約連絡は入っていないようだった。これも良くある話。もちろん、バウチャーを印刷してあったので、すぐに準備をしてくれた。但し、予約してあったコンパクトカーは、なかったようで、クライスラー、セブリングというミドルクラスの車。しかもツーリングタイプ。レンタカーとしては、3段階くらい上のクラスだ。クルージング機能もあるし、ほとんどフル装備。物凄く得をした感じである。




9月27日(水)
4、ハンツビル:

ナイアガラから再びトロント近郊を通過して、アルゴンキン国立公園の西の玄関口、ハンツビルまで行く。この写真は、ハンツビルを見渡すことが出来るライオンズ・ルックアウトから。街とは反対側の湖を背景にして撮影。まだ、紅葉は早い。夕方、土砂降りになり、宿を探すのがちょっと大変だった。後で理由が分かったのだが、満員のモテルもあり、ちょっと高めのモーテルしかないのも愉快でない。


9月28日(木)
5、アルゴンキン国立公園:

国道60号線から自然に入ることができる。西と東にゲートがあり、通過するだけだったら無料だ。途中で車を止めて遊ぶ為には、インフォメーションで入場料を払う。印刷された領収書に日付をマジックで書いたものを、車のダッシュボードに置いておけば良い。インフォメーションで紅葉のきれいなハイキングコースを聞いて、今日は3つのコースを歩くことにする。この写真は、最初のHardwood Lookoutの山頂で、近くで休んでいた女の人がシャッターを押してくれたもの。しばらくしたら、騒がしい日本語が聞こえてきた。JTBの日本人ツアーが登ってきたのだ。皆さんと挨拶したけど、ちょっと騒がしいので、早々に退散。

6、アルゴンキン国立公園:

3番目のLookout Trailの山頂から。ここからの景色は日本の旅行ガイドにも良く出ている程、有名。登っていくと、一枚岩が突然現れ、景色が開ける。遠くの湖、近くの紅葉。岩盤の先端は垂直の壁になっているので、ちょっと怖い。私達がお昼をとっていると、またまた、騒がしい日本語が近づいてくる。先頭で顔を見せたのは、先ほどと同じ、若い女性の添乗員さん。再び挨拶を交わす。聞いてみたら、昨晩は私達と同じハンツビルに泊まったとの事。どうりでモーテルは満員で、物価が高かった訳だ。年配の人が多いし、昨晩の嵐で登山道がぬかるんでいる。ごく普通の靴を履いているのに良く登ってきたなと感心。私達は、キャラバンなのに。

7、アルゴンキン国立公園:

ビジターセンターにて。壁に日本語が書いてあるので見ていたら、日本語で話しかけられた。彼女はこの公園で唯一の日本人ガイドのユミさん。壁に貼ってあったのは、Lookout Trailのツアー案内。日本人相手のガイドツアーだ。ここは、日本人がたくさん来ても、このツアーに参加する人がほとんどいないと彼女はこぼしていた。みんな団体ツアーで、個人客が少ないと。私達は個人ツアーだが、もう行ってしまったと言ったら残念がっていた。日本語をしゃべることが少ないのか、彼女は夢中で、アルゴンキンの説明をしてくれた。60号線沿いは、この公園のほんの一部でしかなく、まだまだたくさん良いところがあるので、ゆっくり楽しんでいってほしいと語っていた。日本人も若い人が、がんばっているなと感心した。一週間前の嵐で、ハンツビルも数日、停電。木の葉もたくさん落ちてしまったとのこと。そのため、今年の紅葉は例年より良くないらしい。


9月29日(金)
8、TWEED:

アルゴンキンから62号線を南下。この道沿いは、むしろアルゴンキンより紅葉が美しい。夕方になり、雨が降り出し、せっかくの紅葉がきれいに見えないのが残念。モーテルも、なかなか見つからない。7号線を曲がってみたが、やはり街はない。モーテルの看板があったので、37号線を曲がる。TWEEDという街で一軒あったモーテルに、やっと宿泊することが出来た。インド系の主人が言うには、日本人が泊まったのは初めてだということで、ディスカウントしてくれた。街のレストランも、とても安くて美味しかった。翌朝の景色は、写真のように、湖に面したモーテルは、カナダらしい雰囲気を出していた。

9、アッパー・カナダ・ビレッジ:

セントローレンス川沿いのカナダの開拓の歴史を実際に体験できるビレッジだ。実は、ここに来たくて、わざわざ南下してきた。帰りの日程ではクローズになるので、わざわざ回り道をしたのだ。ここは、キングストンとモントリオールの中間くらいにあるMorrisburgでハイウェイを降りる。入場料はちょっと高めだが、まじめな良い施設だ。カナダの人が、この地を開拓した祖先を誇りにしている様子が本当に良く分かる。何を食べ、どうやって土地を開拓し、街をつくり、文化を伝えていったのか。時間がゆっくり流れて行き、現在の人類が存在する。地球のそれぞれの地域で、さまざまな歴史が存在する。そんなことを感じる旅が大好きだ。この写真は、ビレッジを巡回する馬車。いかにもという、おじさんが案内してくれる。

10、アッパー・カナダ・ビレッジ:

ビレッジには、当時を再現したたくさんの建物があり、それぞれに人がいて、実際の様子を再現してくれる。鍛冶屋、家具屋、パン屋、チーズ工場、紡毛、製粉、学校、医者など。本当にまじめに説明をしてくれる。この写真は当時の学校を再現。当時の先生はとても厳しく、子供達が規則を守らないと、この棒で手を打ったという。この先生、とっても怖そうでした。


ハイウェイ・ドライブ:
カナダのハイウェイには、色々種類があって、最高時速が110Km、100Km、90Kmというような制限がある。街中に信号があるものもある。その場合は、最高時速60Kmとか50Kmに切り替わる。今回のレンタカーは、レンタカー会社のミスで、上級クラスの車を借りられたので、ハイウェイはとても楽だ。まして、クルージング機能があるので、高速走行での疲れが少ない。面白いことに、走っているほとんどの車(18ウィールズ以上の特大トレーラを含めて)が、クルージング走行で走っていることが、良く分かる。前の車との速度差、後ろの車との速度差、横の車との速度差が常に一定。ゆっくり近づいたり、離れたりする。だから、かなり遅い車がいた場合など、ちょっと慌てる。事故が起きやすいのも、こういう場合だ。クルージング走行に慣れていない日本人は、前の車が近づてきたら、かなり手前で通常運転に切り替えたほうが良い。




9月30日(土)
11、オタワ:

ダウンタウンに入り、インフォメーションの案内に従い、パーキングに車を入れた。でも、地上に出るとインフォは、まだしまっていて、自分が何処にいるのかわからない。近くを歩いている人に、場所を尋ねる。親切に地図までくれて、説明をしてくれた。キヤノンのデジタルSLRを二人とも持っていたので、自分を紹介したら、私達の写真をとってくれた。そこで、私も彼らの写真を撮らして貰った。

12、オタワ:

ここは、カナダの首都。政治の中心である。この写真は国会議事堂です。たくさんの観光客がいる。芝生がとてもきれい。この街はとても美しくて、カナダの大都市の中でも、とても気に入った街だ。この日は土曜日で駐車場は、無料でした。

13、オタワ:

国会議事堂のピースタワーに登ってみた。ガイドブックには、登れるとは書いていなかったので、本当かどうかを疑いながら入っていった。入場料は要らない。まわりには、日本人観光客がいるのに、入っていく日本人はいなかった。中に入ってその理由が分かる。セキュリティが、とても厳しい、そしてエレベータが7人乗りの一基しかない。つまり、とても時間がかかるのだ。これでは、忙しい団体ツアーでは、無理。この写真は、ピースタワーの展望台の室内。you are here.にいる。

14、オタワ:

国会議事堂のピースタワー展望台から、ガラス窓越しに撮影。フレアがかかってしまったが、オタワの美しさがわかる写真。オタワ川の対岸は、もうオタワではない。ガティノーという町でケベック州になる。

15、オタワ、バイワードマーケット:

国会議事堂から歩いていけるダウンタウンには、庶民の市場バイワードマーケットがある。主に野菜や果物を扱っている。日本人の店員のいるお土産やさんもある。こうやって、仲良く写真をとってくれるお店の主人もいるが、だまって向こうへ行けと突っつく人間もいる。人それぞれだ。果物や野菜がきれいに並べられて絵になる。人がたくさん。

16、オタワ、ネピアン・ポイント:

国会議事堂の裏手にあたるオタワ川沿いには広い公園が作られている。ここは、まだオンタリオ州側。それから、橋を渡って対岸に行った。突然、標識の文字が分からない。英語は全く出てこない。初めて知った。ケベック州はフランス語圏で、英語の案内が全くないということを。


10月1日(日)
17、ローレンシャン高原:

モン・トランブランのベース。ローレンシャンの一番メジャーな場所。冬はスキー場になる。ホテルや別荘、ショップがたくさんある高級リゾート地。紅葉があまりきれいではないので、インフォメーションに聞いてみた。でも、彼女が言うには、紅葉は今が真っ盛りで、例年と同じくらいきれいだそうだ。なんか、旅行会社のパンフレットに騙された感がある。「カナダ、メープルの燃えんばかりの真赤な紅葉」でも、真赤になるのは、ある種のメープルだけ。景色全体が真赤になる紅葉は、ほとんどないみたいだ。

18、ローレンシャン高原:

モン・トランブランのショップ街。観光客にとっては、この街並みが、かわいいのだろう。ところで、ローレンシャンという言葉は、日本では有名だが、ここでは、あまり聞かない。ロードマップにも、ここのインフォメーションの案内にも、その言葉はない。その理由は、ここフランス語圏では、Laurentidesというのが、このエリアを含む、ものすごく広大な地域のエリアを示す言葉だ。その英語読みがローレンシャン。もちろん、この言葉は、嘘ではないだろうが、いかにも日本人にとっての素敵なイメージの言葉である。なにか日本の旅行会社に騙されているような気分。そうは言っても、この街の混雑は日本人だけではないので、カナダの人も誤魔化されているのか。確かなのは、オフシーズンのスキー場も、これだけ宣伝するとお客は来るのだと言うこと。モン・トランブランから、山奥にちょっとだけ入って、次の街まで抜けてみた。正に紅葉真っ盛りの道は、素晴らしかった。でも、真赤ではない。

19、モントリオール:

ノートルダム聖堂の内部。北米最大の聖堂であるとのこと。この頃から気が付き始めたのだが、街は、工事中が多い。旧市街のダウンタウンは道が狭く、清潔感もない。きれいなオタワの街を見た後だけに、気分が乗らない。


インターネットカフェについて、その1:
今回の旅は、日本の家族にとっては、長期間、私達が行方不明になるため、email で、時々連絡することにした。インターネットカフェというところに初めていった。オタワのそれは、とっても新しい事務所風のスペースにPCがたくさんあって、すぐに日本のウェブサイトで、快適にemailをやることができた。ただ日本語windowsのIMEがインストールされてないので、日本語の入力はできない。外国のPCであっても、windowsが標準インストールされている場合は、日本語のエンコードはできるので、日本語を読むことはできる。つまり、emaiは、読むことは出来ても、書くことはできない。だから、一般的には日本語で読んで、英語で返事を書くことになる。どうしても、日本語で書きたい場合は、日本語変換サイトを使うことができるが、機能が非常に少ないので、とても時間がかかる。

オタワのネットカフェに行って、初めて知ったのだが、イメージ的にはカフェという以上は、お茶が飲めるのかなと思っていたら、PCがおいてあるだけだった。モントリオールのネットカフェは、コンビニ&カフェの地下にあった。でも、windowsが標準インストールされておらず、日本語が読めない。最悪!その後、いろいろな街で試してみると、日本語が読める、読めないは半分くらいの確率。




10月2日(月)
20、Granby:

 モントリオールから南下したはいいが、今日の宿がなかなか見つからない。ハイウェイのモーテル案内に従い、出口から25Kmも走り、やっと見つけたモーテル。なんかすごく暗くて不安だったが、中国人の女主人は至って陽気。値引きもしてもらった。翌朝、良く見たら、すごく広いモーテルだったが、お客さんはまばら。その女主人に、これから行くイースタン・タウンシップスのことについて聞いてみた。たくさんのパンフレットを出してきて、すごく熱心に説明してくれたので、お礼に記念写真。Granbyという街のMotel Bonsoir。 


モーテルについて:
ハイウェイ沿いには、あまりモーテルがない。旧国道沿いの町外れに、モーテル街が多い。でも、あまり小さな街だと、モーテルどころか、お店すらない。カナダには、そんな小さな街がいくらでもある。Granbyという街は、その丁度良いくらいの大きさであることが、あとから分かった。もちろん大都市には、たくさんの宿泊施設があるが、第一に、それがどこにあるかを見つけることが困難。そして、リーズナブルな価格のものを見つけることは、もっと困難。Granbyみたいな街は、国道が一本通っているだけなので、容易に見つけることが出来る。そして、そのどれもが、庶民的な値段である。なぜなら、地元の人が顧客である以上、ぼった価格では、商売が成り立たないのだから。もう一つの情報は、日本のサイトで予め質問したときの回答として、CAA(カナダのJAFみたいなもの)の会員だと、ディスカウントしてくれる場合があるとのこと。調べてみると、JAFはCAAとリンクしていて、JAFの会員になれば、CAA会員と同等のサービスを受けられる。ということで、早速35年ぶりにJAF会員になった。で、モーテルを見つけると、必ずCAAのディスカウントがあるか尋ねることにした。すると、ほとんどのモーテルは、ディスカウントしてくれる。最大$10、ほとんどは$5。しかし、本当に不思議なのは、会員カードを見せろと言われたことは、一度もない。これだったら、料金を出してまで、JAFに入ることはなかったのかな。このように考えてみると、モーテルっていうのは、交渉すれば$5くらいは簡単に値引きするのかというと、実際のところ、後から来た人が、定価を支払っているところを何度も見た。値引き交渉の材料としては、第一にCAA、第二に、遥か遠い日本から来たと言って見る。



21、Eastan Townships:

日本からの団体ツアーも、少し高級になると、このエリアを訪れる。でも、日本の観光客は、あまり見ない。静かな湖と森、高級リゾート地である。サン・ブロア・デュラック修道院も有名。ここは、アメリカ国境に近く、アメリカ人の避暑地となっている。日本では、まず知られていないところとして、Coaticookという街の世界最長の吊り橋。ギネスブックにも載ったということ。この写真は、その吊り橋。なかなかの迫力である。Coaticookの公園内にあり、入場料は$7。公園は一時間くらいのハイキングコースとなっているので、この料金は妥当。

22、Eastan Townships:

Coaticook公園の展望台にて。ハイキングコースの高台にある展望台に登ると、一気に視界が開ける。Coaticookの街も吊り橋も見渡せる。紅葉もまずまずだ。Eastan Townshipsは非常に広いエリアを示しており、ロングスティするリゾート地で、ちょっと素通りする観光地ではない。


10月3日(火)
23、Quebec City:

発音はフランス語風にクゥェブェック・シティと聞こえる。ダウンタウンは城壁に囲まれたヨーロッパ風の小さく可愛い街。駐車場に困ると聞いていたので、とにかく、街らしい場所のビル地下・公共駐車場に車を止めた。一階の受付で、地図を見せながら、ここは何処と質問。でも、全く英語が通じない。面白いほど、全く駄目。inside/outsideという意味すらわからない。でも相手の女の子は一生懸命だから、余計困ってしまう。お互い笑ってしまった。外に出てみたら、意外とすぐに自分の位置が分かった。城壁からそれほど遠くなく、一本道でダルム広場まで行けた。道は狭いが本当に可愛い町だ。日本の観光客も多い。最も有名な場所、シャトー・フロントナックから港を見ると、クィーン・メリー兇丁度停泊した所だった。外人の団体さんが多いのは、このためだった。

24、Quebec City:

広場の下のビル壁に、だまし絵が書かれてあった。とりあえず記念撮影。

25、Quebec City:

フニキュレールという小さなケーブルカー近くのいかにも、この街らしい風景。小さいながらも清潔感のある街並み。

26、Quebec:

Quebec Cityを後にして、オルレアン島を見学。ここもリゾート地。今は橋があるので簡単に行けるが、以前は不便だった為、独自の文化が残った。レストランホテルのオーベルジュも多い。但し、ちょっと上品ぶっていて、なんでも高い。そういうところは、嫌いなので早々に退散。紅葉はそれなりに綺麗。


10月4日(水)
27、Quebec:

本来は、オルレアン島のオーベルジュに泊まろうと思っていて、インフォメーションでいろいろ電話してもらったが、予算が合わないので断念。(日本の民宿並の値段ではあるのだが、モーテルだと半分以下なので。)その日のモーテルを探す。ハイウェイからはずれ、旧国道のCap Saint Lgnaceという街でDupetit Capという小さなMotel を見つけた。まだ4年目だという建物は新しく、とても快適。宿のおじさんもとても親切。日本から来たと言ったら安い値段から更にディスカウントしてくれた。オーベルジュの1/3だ。この写真は、翌朝バックヤードで撮影したもの。素敵な宿でした。


インターネットカフェについて、その2:
ガスペ半島に行く132号線沿いの街、Rimouskiというところでランチとインターネットのために、インフォメーションに立ち寄った。でも、丁度、12時のお昼休みになってしまい誰もいない。仕方がないので、歩いている人に聞いてみる。やっぱり、英語がほとんど通じない。でも、インターネットカフェという言葉は、分かるみたいだ。尋ねてから3人目くらいの若いカップル。雰囲気として、どこかでインターネットカフェを見たことがあるらしい。教えてくれようとするが、なんたってフランス語と英語では不透明。結局、途中まで一緒に行ってくれた。でも、彼らはこの辺だということで戻ってしまった。それから、また人に聞いたりしてビルを特定できた。中に入るとお店がたくさんあるが、それらしいものはない。ということで、店の人に聞く。親切にも、また連れて行ってくれた。そこは、本当にカフェであった。ランチでとても混雑している。狭い店内の壁に1台だけPCがあった。そこに15分単位の価格が書いてある。とにかくそこで、やれるということで、動かしてみる。見事、すぐにつながった。終わったので、レジに行って自己申告して料金を支払う。こんなネットカフェもある。ここを見つけるまで、何人の人に尋ねただろう。でも、みんな親切だった。




10月5日(木)
28、Gaspe:

最初の日を除いて、それまで天候に恵まれなかったが、この日を境に晴天が続いた。青い空、青い大西洋を背景にガスペ岬の灯台が美しい。天候とは逆に、このあたりから感じ始めていた。人がとても少ない。インフォメーションもクローズ。紅葉はとても綺麗になってきているのに。東に来れば来るほど、さびしくなってきた。分かったのは、既にオフ・シーズンになったからなのだ。海外から、特に日本からの観光客の多い、アルゴンキンや、ローレンシャンは別として、カナダの観光地は、あくまで夏が盛り。避暑地として成り立っているということ。

29、Gaspe:

ガスペ岬の紅葉。正に真っ盛りです。

30、Gaspe:

名前が分からないのだが、この赤い実のついた木が、街中に多い。青空と白い教会を背景に、なんとも美しい。(電線が邪魔だが)

31、Perce:

ペルセ近くにあるクレバス。カナダの場合、ものすごく有名な景勝地は別として、観光地を探すのに、とても苦労する。日本のガイドブックの案内もほとんどないし、道を走っていても、看板はほとんどない。この迫力あるクレバスに行ける人は、ほとんどいないのではと思わせるほど、偶然に行くことが出来た。ちなみに国道から細い未舗装の道に入る。4輪駆動車のみという注意書きのある急斜面を登り、更に20分歩いてここまで来ることが出来た。国道を離れてから誰にも会わなかった。熊が怖かったので、大声を立てながら歩いた。紅葉を背景にした大きく割れた岩はスリル満点。それ以上に人が誰もいないのが恐ろしい。この高台から、ガスペ岬全体を湾をはさんで見渡すことができる。景色としては、とても、お勧めの場所です。

32、Perce Rock:

ペルセ・ロックという奇岩の景勝地。ここは国道から見えるので誰でも行くことが出来る。白い家と綺麗に整えられた芝。何も言うことはない。

33、Perce Rock:

ペルセ・ロック側から逆側を見たところ。この景色もなかなか。ここもお勧めの場所です。


10月6日(金)
34、Kouchibouguac:

コウチボウガック国立公園。ガスペ半島は、たくさんの街を通過するハイウェイとは名前ばかりの道しかなく、とても時間がかかった。やっと、Quebec州から離れ、ニューブランズウィック州に入る。人々の会話する英語が、なんとも懐かしい。まるで母国語のように聞こえる。とはいっても、もちろん全部分かるわけではないが。この州は、バイリンガルの教育をしている。標識も両方書いてある。とにかく嬉しい。日本のガイドブックには、ほとんど書かれていないが、プリンス・エドワード島西側に面した大陸部に、非常に広大なコウチボウガック国立公園がある。海に面して入るが、草原も多い。長い距離のボードウォークができる。とても良く整備されていて、雰囲気も非常に良い。この写真は、海に面した砂州までのボードウォーク。

35、Kouchibouguac:

コウチボウガック国立公園。この日の大西洋は、とても穏やかだった。人は極めて少ない。

36、Kouchibouguac:

コウチボウガック国立公園。メープルの赤い紅葉。これが全てだったら、さぞかし綺麗だろう。カナダは、この紅葉ばかりだと誤解していた。だって、日本の旅行代理店の宣伝は、こういう写真ばかりなのだ。

37、Kouchibouguac:

コウチボウガック国立公園。インフォメーションで聞いた、景色の良い場所の一つ。展望台があって、ハイキングができるというので来てみた。なるほど、展望台である。この展望台は広い湿原をみわたすことができる。尾瀬が原のようなところだ。尾瀬と同様、ボードウォークができる。尾瀬と違うところは、人が私達の他一組しかいなかった。

38、Kouchibouguac:

コウチボウガック国立公園。湿原には、この葉の赤い紅葉がとても多い。全く期待していなかったので、とても感動。なんという名前の葉なのか、後でインフォメーションに寄って聞いてみたが、受付の女性は知らなかった。来るとき、綺麗な紅葉があるよ。って教えてくれた女性なのに。他の人は、みんなディナーでいないので、結局分からずじまい。待てよ、今はお昼です。なんでディナーなの? 話は変わるが、2日前の夕食に行った、ちょっと上品なレストラン。気取った主人が、サパーを食べに来たのかといった。俺達、貧乏人に見えたのかな。と勘繰ったが、彼の対応は極めて良い。この辺では、夕食はサパーで、昼食はディナーなのか。良く分からん。

39、Kouchibouguac:

コウチボウガック国立公園。湿原のワタスゲと名前の分からない赤い紅葉。

40、Prince Edward Island(PEI):

プリンス・エドワード島(PEIという)。ここは一つの州である。赤毛のアンの舞台となったこの島は、それなりの大きな島である。大陸本土からは、1997年に世界最長のコンフェデレーション・ブリッジがかけられた。12.9Kmの距離があり、往復で$40.5かかる。ちょっと高いが、なんたってPEIだから、迷わず行く。PEI は、インディアン語で「波間に浮かぶ宝石」というくらい美しい場所だから。この写真は本土側のパーキングから撮影。

41、Prince Edward Island(PEI):

コンフェデレーション・ブリッジ。この灯台のある風景は、PEI側から撮影したもの。PEI側にはインフォメーションの為のパーキングがあるが、橋を撮影できる場所はない。だから、この風景の撮影は簡単ではない。もう一つ、どのガイドブックにも、書かれていなかったので、困惑したのが、この橋の料金の払い方。先ず、橋を渡った後、料金所のゲート側とインフォメーション側の2つに道が分かれる。私達は当然ながら、インフォメーションへ。ところが、インフォメーションからは、料金所へは、逆戻りできない。そのまま道なりに進むと、普通の道に出てしまう。つまり、料金を払わないで良いことになる。でも、それは一向に構わない。そういう車は、帰りに払えばよいのだ。当然、往路に料金を払った人は、復路券をもらう事になる。

42、Prince Edward Island(PEI):

赤毛のアンの作者、Lucy Maud Montgomeryの住居跡の写真。アボンリー村のモデルになった、このキャベンディッシュは、モンゴメリーが育ち、終生、愛した故郷である。現在のキャベンディッシュも、この面影を残していた。これは、本当に予想外だった。この村があることに気が付かず、通り過してしまった位、小さく、地味なところだった。これほど、有名な場所だから、なんとなくイメージしていたが、それとは全く違っていた。それにもまして、このあたりは、完全にシーズン・オフで、ほとんどのお店は、クローズだから余計寂しい。日本のツアーは、このシーズン以降でもくる。一体何処で宿泊して、何処で食事をするのかなと思ってしまう。私達は、町のど真ん中のシャイング・ウォーターズというモテルに泊まることが出来た。でも、ここも2日後にはクローズだと言っていた。隣のレストランは、なかなかだった。おまけにインターネットが無料で使えたのは有難かった。ちなみに、このモテルの前は、郵便局と教会。恋人の小道や幽霊の森も、道をはさんだ向かい側。

43、Prince Edward Island(PEI):

Green Gables 緑色の切り妻屋根の家がこれほど有名になるとは、モンゴメリーも思っていなかっただろう。確かに道に面している訳ではなく、他の家とは離れている。この家は、実際にはモンゴメリーの祖父が住んでいたところだが、物語のマシュー・カスパード、マリラ・カスパード、アン・シャーリが真面目に几帳面に生活していた雰囲気を残している。時は違っても、モンゴメリーと同じ空間にいる。


モンゴメリー:

今から100年前、モンゴメリーは、こんなことを書いている。「大都会って、いつもいつもうるさいし、大勢の人が行ったりきたりしているのに、自分のことを考えてくれる人は誰一人いないでしょ。そういうことが、もういやでたまらなかったのよ。そんなところから逃げ出して、静かで緑にあふれた、人を優しく受けいれてくれるところに行って、心をやすめたかったんだわ。」
「楽しい、幸せな日々と言うのは、何か目を見張るようなことや、素晴らしいことや、わくわくすることがあった日というわけではないのね。何でもない小さな喜びを感じられる日が、一日、また一日と続くことなんだわ。ちょうと真珠が一粒一粒、糸から滑り落ちていくように」


モンゴメリー:

彼女の時代は、今から100年前のカナダ。それもPEIのキャベンディッシュというど田舎である。それなのに、その食糧事情に驚く。ダイニングテーブルには、花を飾る。クリームスープ。レタスのサラダ。肉のロースト、特にローストチキンがかなり頻繁に登場する。自家製のパン、バター、チーズ、ジャム。デザートには、ケーキ。プラムケーキがお得意みたいだ。ホイップクリームを添える。アイスクリームも出てくる。電気やガスがない時代で、今と同じ、あるいは、日本では今でもこんな贅沢な食事はめったなにない食料事情である。このヨーロッパ文化は、今でも変わっていない。人が豊かに生きることの根本なのだろう。



10月7日(土)
44、Prince Edward Island(PEI):

French River 。もっとも、PEIらしい風景だ。のどかな牧草地と湖、白い家々。ここに道に車を止めて、景色を見る人があまりにも多いので、地主さんが駐車スペースを作り、看板も立てたとの事。赤い土も、ところどころで見ることが出来る。モンゴメリーの時代は、未舗装道路だから、青い空と海、緑の草原、赤い道は、見事に調和していたのだろう。

45、Prince Edward Island(PEI):

East Point。PEIの最東端イースト・ポイントの灯台。インフォメーションもお店もトイレもクローズ。いくらオフ・シーズンだからといって、あまりにも極端。管理する人がいない場合は、全部閉めてしまうのだ。こんなに景色が素晴らしいのに。たぶん、北米の人のPEIは、赤毛のアンではなく、完全なる避暑地なのだ。イギリスの湖水地方でも同じことを感じた。日本のツアーはピーターラビットにちなんだ名所見物。でも、彼らは、今の自然を楽しみに来る。自然の楽しみ方も違う。日本では、観光船やスワンの足こぎボート、お土産屋。スピーカからは、意味もない流行歌が耳をつんざく様な大音量で流れる。彼らは、何もないフットパスをひたすら歩く。見知らぬ人との会話を楽しむ。この文化の違いを理解したい。


10月8日(日)
46、Cabot Trail:

ノバ・スコシア州(新しいスコットランドに意味)の北、ケープ・ブレトン。ケープ・ブレトン国立公園をとりまく300Kmのドライブコース。PEIから東は、ロブスターが有名。本当は、PEIでも食べたかったのだが、ほとんどのお店がクローズで断念した。だから、カボット・トレイルに入ったとたんの小さなレストランでロブスター・ディナーを注文。本当は、ベイクがいいのに、スチームしかない。せっかくのロブスターをこのようにして食べるのがこちらの流儀だとのこと。それぞれ、味覚は違うのだ。私としては、もう一つのフィッシュ&チップスの魚の方が、美味しかった。それほど、後者の魚が美味しかったということなのだが。前者は、もちろん活ロブスターです。

47、Cabot Trail:

北米で、もっとも美しい海岸線であると言われるカボット・トレイル。この日は、カナダのサンクス・ギビングの前日の日曜日。いくらオフ・シーズンでもこの日の観光客の車は、とても多い。カナダとアメリカでは、サンクス・ギビングの日が全く違うことを初めて知った。そして、さすがに観光地だけあって、景色の良い場所には、ビューポイントの駐車スペースが、たくさんある。その一つ一つに車を止めて見物すると、いつまでたっても、回りきれないほど、ビューポイントが多い。

48、Cabot Trail:

カボット・トレイルは、見事な紅葉でも有名である。この紅葉の綺麗な場所でも、ビューポイントの駐車スペースがある。いままでも目を見張るほどの紅葉は、たくさんあっても、車をとめることが出来なかった。なぜなら、ほとんどの車が時速100Kmで走っている道路で、ちょっと、車を横に寄せてなんて自殺行為だし、とても迷惑な話だから。


アメリカ大陸、その1
アメリカ大陸を初めて発見したのは、コロンブスというのは、余りにも有名だが、実際には異なる。北アメリカの歴史をたどると、先ず、3万年前という気の遠くなる昔に先住民が、陸続きのアジアから移動してきたという。そして、大西洋沿岸には、約1万年前に人類が住み着いた。また、紀元前500年には、バスク人がこの地を制したという遺跡も見つかっている。紀元1000年頃には、ノースマン(古代スカンジナビア人)がニューファンドランドに上陸した。但し、定住はしなかったという。その後は、コロンブス(1492年)の時代まで、この地は、ヨーロッパ人にとって、忘れ去られていた。カボット(1497年)は、北部を探検し、巨大タラ漁場を公開した。ヨーロッパ的な侵略政治を持ちこんだのが、ジャック・カルティエというフランス人で1534年。PEIからセントローレンス川を上り、現在のモントリオールまで探検した。ガスペ半島に10mの十字架を立て、フランソア1世の土地と宣言し領有した。



49、Cabot Trail:

とは言っても、駐車スペースがないとこともある。車を横に寄せて撮影をしてみた。道の両側は見事な紅葉だ。カボットと言う名前は、カナダを初めて探検したジョン・カボットとというイタリア人に由来する。コロンブスがアメリカ大陸に上陸した5年後のことだ。


10月9日(月)
50、Halifax:

Antigonishから大西洋岸にでる湖のほとり。朝、強い太陽の熱で、湖面から水蒸気が立ち上がる。静かだった大地が活動をはじめたような不思議な雰囲気。

51、Halifax:

ハリファックスの港。港近くのマッケルビーズというレストランで、ロブスターにトライしようとしたが、スティームしかない。スティームは15分で調理できるが、ベイクは、時間がかかると言っていた。ロブスターは断念。それでも、別のシーフードランチを注文する。それなりに美味しい。港には、たくさんの人が出ている。露店でも、シーフードを売っている。そういえば、今日は、サンクス・ギビングの休日だった。

52、ペギース・コーブ:

ハリファクス近郊の景勝地。非常に広い岩盤に灯台が建てられている。たくさんの人が、岩盤に乗って遊んでいる。この灯台の下は、郵便局になっていて、ここから手紙を出すと、ペギース・コーブの消印がスタンプされる。道が渋滞するほど、観光客がたくさん。駐車場は、手前にもあるが、灯台が見えるところにも、広い駐車場がある。撮影している左側にも、岩盤が続いていて、歩くことが出来る。日本の団体ツアーのコースにもなっているが、この日、日本人は見なかった。

53、マホーン・ベイ:

マホーン・ベイは、3つの教会が海岸に並んでいる景色が有名。ここも、人がいっぱい。観光地のような3つの教会を過ぎて、しばらく行くと、モーテルの看板があった。広い土地を生かしたリゾートモーテルだった。オフ・シーズンで、半額だというので泊まることにした。窓からの景色が美しい。夕方、その海辺で撮影。

54、マホーン・ベイ:

そのモーテルから山側を撮影。この芝生もモーテルの敷地だ。暗くなってきたら、鹿が2匹きて、遊んでいた。ここは、高級リゾート地です。


10月10日(火)
55、ルーネンバーグ:

世界遺産の港町。ヨーロッパ風の街並みも有名だが、素朴な港の静けさの方が心を打つ。カボット・トレイルと共に、ライトハウス・ルート(ペギース・コーブからルーネンバーグまでの海岸線)は、北米随一の美しさを誇る。カボット・トレイルは、男性的な海岸線なら、ライトハウス・ルートは、素朴で静かな美しさで有名。

56、エバンジェリン:

17世紀に、カナダに初めて入植したのはフランス人でアカディアンと呼ばれる。場所は、ノバ・スコシアのアナポリス・ロイヤル。しかし、英国軍によって、その地を追われる。グラン・プレ歴史公園では、その流浪の歴史を辿ることが出来る。恋人と別れ別れにさせられた悲劇のヒロイン、エバンジェリン。この物語はフィクションではあるが、実際には、もっと激しいものだったことだろう。小さな教会の前に、エバンジェリンの像がある。アナポリス・ロイヤルからグラン・プレまでの旧国道1号線は、エバンジェリン・ルートと呼ばれる。ただし、ガイドブックで書かれているほどには、特別な美しさは感じなかった。

57、エバンジェリン:

エバンジェリン像の前は、メイプルの美しい紅葉で飾られていた。但し、この公園の入場料は、この風景を見るだけだったら、ちょっと高すぎる。



インターネットカフェについて、その3:
ノバスコシアからトロントへの帰り道に、トロア・リビィエールに立ち寄った。街並み見物とネットカフェに行く為に。インフォメーションで地図をもらい、ネットカフェに歩いていった。ここも、カフェがメインのお店だった。近くにいたウェイトレスにインターネットをやりたいと言ったら、そこのレジに並びなさいと指示された。並んでいたら、レジに別の係りの女性が入ってきて、私の方を向いたので、再び、インターネットをやりたいって言おうとしたら、「それは分かっている」って。さっきのウェイトレスだったのだ。特に可愛いとは言えない普通の女性だったので、私は彼女を覚えていなかった。15分、$1.14だと言うので、それだけ払った。彼女は、カフェの奥にあるPCのところまで連れて行ってくれて、使い方を教えてくれた。PC画面上に残り時間が出るシステムだ。残り5分を過ぎると警告がでるので、ちょっとびっくりする。使い終わって、レジのところに、その女性が居たので、「終わったよ。有難う」って言ったら、彼女は、ニコッとして、「どういたしまして。今日も良い日になるように」。って、手を振りながら楽しそうに答えてくれた。たった、15分、120円の仕事でも、彼女は、これだけ楽しそうに、そして気持ちよく仕事をする。何か、とっても幸せな気分だった。



10月13日(金)
58、セント・ジェイコブズ:

ノバ・スコシアから3日かけて一気にトロントまで戻る。最後に見学したい街は、キッチナー、北米最大のオクトーバーフェストが開催されている。今週末で終了するので、ぎりぎり見ることが出来る。でも、その日の朝、キングストンと出発するとき、とても寒かった。ハイウェイは、雪化粧。キッチナーに着いたときは、丁度お昼。でも、とんでもなく寒い。風も強い。結局、キッチナーの街中も、大きなテント以外では、お祭りはやっていない。この風と寒さでは、いくら寒さに慣れている人でも、お祭りは出来ないのだ。結局、オクトーバーフェストはあきらめて、ちょっと北にある、メノナイトの故郷、セント・ジェイコブズに行く事にする。メノナイトは、電気など現代の文明を一切拒否したグループで、生活の糧として、農業でとれた生産物や自作の家具などをマーケットで売っている。セント・ジェイコブズでは、天気は既に雪に変わっていた。みんな、挨拶は突然の寒さの話。もう、笑ってしまうほど寒いのだ。写真は、セント・ジェイコブズのファーマーズ・マーケット。雪で寒い様子が良く分かる。

59、トロント:

あまりの寒さと雪なので、翌々日のフライトが心配になってきた。車はノーマルタイヤだから、このまま雪が降り続いたら、トロント空港に辿り着けなくなる。ということで、早めに空港近くの宿に宿泊しなくてはならない。セント・ジェイコブズからのハイウェイは、スリップ事故の渋滞。こちらの事後は、いままでにもたくさん見た。日本とは比べ物にならないくらい事故が多い。そして、とても激しい事故だ。幸いにも、空港近くで、スタジオ6というコンドミニアムを見つけることが出来た。連泊するので、ちょっとだけ贅沢な宿にした。ここは、モーテル6の系列で、1週間、1ヶ月などで契約することが出来る。部屋にはキッチンやダイニングテーブルがあり、とても広い。ランドリールームやPCルームがあり、無料でLANが使える。それと夕方に来る受付のおばさんがとっても気さくで、いつも楽しそうに、そして忙しそうに仕事をしていて、会う度に10年来の友達のように気軽に話しかけてくる。こんな快適で安いコンドミニアムが日本にもあれば、田舎暮らしも楽しいのではないかと、思ってしまう。


10月14日(土)
60、トロント:

最後の日は、ちょっと寒いが昨日ほどではない。幸いにも晴れ間が見える空模様。カナダ最大の都市、トロントを見物することにする。先ずはダウンタウンということで、現在のところ世界一の高さ553mを誇るCNタワーに行く。第一展望台でも、東京タワーのテッペンより高い所にある。料金は、第一展望台まで、2人で5000円位だからちょっと高いが、なんたって、世界一とくりゃ、登らないわけには行かない。流石にたくさんのおのぼりさん(もちろん私達もその仲間)で、タワーの受付は大混雑している。この写真は第一展望台から西側を見たところ。

61、トロント:

CNタワー展望台のグラスフロア。床がガラスになっている。342mの高さは、とてもスリリング。私はこういうのに弱い。この日は、オンタリオ湖の対岸のアメリカ側をかすかに臨むことが出来た。本当に良い天気だとナイアガラまで見ることが出来ると言う。

62、トロント:

CNタワー。遠目では、綺麗に見えるCNタワーだが、近くで見るとちょっとがっかりさせられてしまう。確かに世界一の高さだが、そのデザインはいただけない。コンクリート丸出しの概観は、とても味気ない。そして何よりも、感動がないのは、その周辺の雑然とした建物。清潔感もない。道も狭い。駐車は郊外でも全部、パーキングメーターで有料。今日は、週末だというのに。そこら中で、車のクラクションがなる。ちょっと、普通に運転しないと、すぐクラクション。大都市にいる人間は、どこでも同じなのかと、最後のカナダは、かなり幻滅。


アメリカ大陸、その2:
カナダの歴史は、フランス軍とイギリス軍の戦いの歴史である。私が今回の旅で感じたことは、カナダは本当に広いということ。そして、日本と違うことは、山がない、川や湖が何処にでもあり、冬の寒さを考えなければ、何処にでも人は住むことが出来る。そして、今なお、未開拓の土地が信じられないくらい多いということだ。人口はセントローレンス川沿いの街に、ほとんど集中しており、ちょっと北側に入ると、もう人間は、ほとんど住んでいない。こんな途方もない広い土地をめぐって、その昔、英仏は争いをしたのだ。多分、原住民は、そんな戦争など考えもしなかったのだろう。最初に、入植したのは、ノバスコシアのフランス人。その冬には、半分の人間が厳しい冬を越せなかったという。越冬の技術を教えたのは、原住民だった。英仏は、そんな原住民を追い出し、かつ自分達だけの土地にしようとお互いに争ったのだ。そこには、ロイヤリストというヨーロッパ的な忠誠の精神があったのだろう。ヨーロッパ大陸の英仏の戦いが、そのままアメリカ大陸でも行われたのだ。とてつもなく広いこのカナダ。その広さは、ロシアに続いて世界で2番目。今だって、どこに住んだって良いような土地で、その昔、領地を争って人々が戦い、多くの人命が失われた。現場を知らないトップが、TVゲームのように先を争う。それが唯一の保身の道なのか。命令されたロイヤリストは、忠誠心という名のもと、何も考えず戦う。人類の歴史は、正に、この文化のまま、今なお、続いているようだ。世界の国で、国内の政治で、大企業でも、小さな社会でも。