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皆様、明けましておめでとうございます。
穏やかな年明けで、平成19年が、皆様にとって良い年になることをお祈りしています。 本年も、よろしくお願いいたします。 お仕事をなさっている方は、お忙しいところ、ご覧いただきまして、誠に有難うございます。 ご無沙汰しております方、このホームページをご覧になって、私のことを思い出して頂ければ大変嬉しく思います。 2006年下期は、本当に久しぶりに海外に行ってきましたので、写真を見ていただきたいと思います。 作成日 2007年1月
Produced by Masaharu Kawamura (川村正春、初枝、茶トラのチャーチャ)
2006年9月から12月までの国内の写真を集めました。
10秒毎に写真が変わります。
2006年9月、題してカナダ秋紀行の写真です。
毎年、秋の声を聞くと、旅行会社からカナダ紅葉ツアーの案内がたくさん届けられる。一度は見に行きたいと思いながら、なかなか機会がなかった。テロの問題はあるが、いつまで待っても事態は変わらないし、そろそろ海外の空気を吸いたくなった。せっかく出かけるのだから、ある程度ゆっくりしたい。北米大陸の横断もやってみたい。猫のチャーチャを、シッターさんにお願いするので、旅行日程は、一ヶ月を超えることは出来ない。ということで、8月下旬になって、いろいろな条件を含めて、図書館やインターネットで調査を開始した。 まずは、レンタカーだ。調べてみると乗り捨て料金が、むやみに高額であることが分かった。大陸横断で乗り捨てると、その乗り捨て料金だけで、レンタル料金以上になるのだ。格安航空券も同一空港の往復しかない。3ヶ月くらい出かけることができるなら別の考え方もあるが、今回は、大陸横断を断念。 レンタカー料金がWEEK単位なので、3週間を基準に全ての予定を立ててみた。エア・ティケットは、有効1ヶ月で6万円という、なんとも嬉しくなるものを見つけた。もちろん、サーチャージや航空税が加わるが、それは、どんなツアーでも同じ。AAでシカゴ・トランジットのトロント往復。座席の予約も出来る。しかも、団体ツアー料金がピークになる紅葉トップシーズンのこの時期に。 結局決めたことは、9月25日出発、20泊22日、ナイアガラから東に進み、大西洋沿岸まで。(オンタリオ、ケベック、ニューブランズウィック、プリンスエドワード島、ノバスコシアの5州を巡る。)帰りは、ハイウェイを飛ばし、トロントまで戻る。宿泊は、最初の2日間は予約を入れ、後は臨機応変に、その日に考えることにした。 大きな地図で見ると、かなりゆったりした旅ができるかなと思われたが、実際は、東に行けば行くほど、複雑な海岸線のハイウェイでは、スピードを出すことができず、日程をこなすことが出来なかった。結局、総走行距離、8320Km、一日平均400Kmも走る、とんでもないハードな旅行になってしまった。下の図は、今回の走行ルートと宿泊した町です。 ��Toronto airport ��Niagara Falls ��Huntsville ��Tweed ��Winchester ��Maniwaki ��Granby ��Nortre-Dome-Du-Bon-Consei ��Cap-Saint-Lgnace-Dupetit-Cap ��Grande Vallee ��Petit Rocher ��Cavendish ��Wentworth ��Antigonish ��Mahone Bay ��Moncton ��Cap-Saint-Lgnace-Dupetit-Cap ��Kingston �貝�Toronto Massisauga ��9月26日(火) 前日、トロント空港に夜8時過ぎに到着。日本で予約していたレンタカーを借り、これも、予約していた空港近くのモーテルに宿泊。翌朝、ハイウェイQEBを、慎重に運転してナイアガラまで走る。この雄大なカナダ滝を見て、その景色に感動するというよりは、ここまで、自分で運転してきたという事実に感動していた。ナイアガラのカナダ側は、観光客が多く、日本の観光地のような雰囲気。日本人もたくさんいる。クリフトン・ヒル通りは、ネオン街。この日は夜のライトアップが見たくて、滝まで歩いていける、この銀座通りのクオリティ・インに泊まる。 国境の橋を渡り、アメリカに渡り、カナダ滝を反対側から見る。テニアンポイントは、先端まで行くことはできるが、この撮影位置でも、びちゃびちゃになる。水がきれいなら良いのだが、大陸を流れてきて、エリー湖に溜まりナイアガラを飛び散る水は、かび臭い。金魚鉢で泳いでいるみたいで、あまり楽しくない。アメリカに渡るには、カナダの出国税(C¢50)とアメリカの入国税(US$6)が必要だ。簡単に渡れるかと思ったら、結構イミグレーションが厳しい。でも、渡って良かった。アメリカ側は、カナダとは違い、広い公園になっていて、全く装いを別としている。滝の真近まで行くことができるし、なんたって人が少ない。 水量が少ないアメリカ滝とはいえ、アメリカ側から見ると、すごい迫力。キオスクでお昼を買った。売店の女の子が私の財布の中を見て、円を見るのが初めてだって珍しそうに1万円札を見ていた。もちろん使用したのは持っていた米ドルなのだけれど。それから話が進み、彼女は、アメリカ人の陽気さが余りにも表面的でしかないので、それが嫌いだと言っていた。もっと、本当の心で人と付き会いたいと。こんな会話は、間違ってもカナダ側ではできない。なんたって、混雑度が全然違うのだから。
��9月27日(水) ナイアガラから再びトロント近郊を通過して、アルゴンキン国立公園の西の玄関口、ハンツビルまで行く。この写真は、ハンツビルを見渡すことが出来るライオンズ・ルックアウトから。街とは反対側の湖を背景にして撮影。まだ、紅葉は早い。夕方、土砂降りになり、宿を探すのがちょっと大変だった。後で理由が分かったのだが、満員のモテルもあり、ちょっと高めのモーテルしかないのも愉快でない。 ��9月28日(木) 国道60号線から自然に入ることができる。西と東にゲートがあり、通過するだけだったら無料だ。途中で車を止めて遊ぶ為には、インフォメーションで入場料を払う。印刷された領収書に日付をマジックで書いたものを、車のダッシュボードに置いておけば良い。インフォメーションで紅葉のきれいなハイキングコースを聞いて、今日は3つのコースを歩くことにする。この写真は、最初のHardwood Lookoutの山頂で、近くで休んでいた女の人がシャッターを押してくれたもの。しばらくしたら、騒がしい日本語が聞こえてきた。JTBの日本人ツアーが登ってきたのだ。皆さんと挨拶したけど、ちょっと騒がしいので、早々に退散。 3番目のLookout Trailの山頂から。ここからの景色は日本の旅行ガイドにも良く出ている程、有名。登っていくと、一枚岩が突然現れ、景色が開ける。遠くの湖、近くの紅葉。岩盤の先端は垂直の壁になっているので、ちょっと怖い。私達がお昼をとっていると、またまた、騒がしい日本語が近づいてくる。先頭で顔を見せたのは、先ほどと同じ、若い女性の添乗員さん。再び挨拶を交わす。聞いてみたら、昨晩は私達と同じハンツビルに泊まったとの事。どうりでモーテルは満員で、物価が高かった訳だ。年配の人が多いし、昨晩の嵐で登山道がぬかるんでいる。ごく普通の靴を履いているのに良く登ってきたなと感心。私達は、キャラバンなのに。 ビジターセンターにて。壁に日本語が書いてあるので見ていたら、日本語で話しかけられた。彼女はこの公園で唯一の日本人ガイドのユミさん。壁に貼ってあったのは、Lookout Trailのツアー案内。日本人相手のガイドツアーだ。ここは、日本人がたくさん来ても、このツアーに参加する人がほとんどいないと彼女はこぼしていた。みんな団体ツアーで、個人客が少ないと。私達は個人ツアーだが、もう行ってしまったと言ったら残念がっていた。日本語をしゃべることが少ないのか、彼女は夢中で、アルゴンキンの説明をしてくれた。60号線沿いは、この公園のほんの一部でしかなく、まだまだたくさん良いところがあるので、ゆっくり楽しんでいってほしいと語っていた。日本人も若い人が、がんばっているなと感心した。一週間前の嵐で、ハンツビルも数日、停電。木の葉もたくさん落ちてしまったとのこと。そのため、今年の紅葉は例年より良くないらしい。 ��9月29日(金) アルゴンキンから62号線を南下。この道沿いは、むしろアルゴンキンより紅葉が美しい。夕方になり、雨が降り出し、せっかくの紅葉がきれいに見えないのが残念。モーテルも、なかなか見つからない。7号線を曲がってみたが、やはり街はない。モーテルの看板があったので、37号線を曲がる。TWEEDという街で一軒あったモーテルに、やっと宿泊することが出来た。インド系の主人が言うには、日本人が泊まったのは初めてだということで、ディスカウントしてくれた。街のレストランも、とても安くて美味しかった。翌朝の景色は、写真のように、湖に面したモーテルは、カナダらしい雰囲気を出していた。 セントローレンス川沿いのカナダの開拓の歴史を実際に体験できるビレッジだ。実は、ここに来たくて、わざわざ南下してきた。帰りの日程ではクローズになるので、わざわざ回り道をしたのだ。ここは、キングストンとモントリオールの中間くらいにあるMorrisburgでハイウェイを降りる。入場料はちょっと高めだが、まじめな良い施設だ。カナダの人が、この地を開拓した祖先を誇りにしている様子が本当に良く分かる。何を食べ、どうやって土地を開拓し、街をつくり、文化を伝えていったのか。時間がゆっくり流れて行き、現在の人類が存在する。地球のそれぞれの地域で、さまざまな歴史が存在する。そんなことを感じる旅が大好きだ。この写真は、ビレッジを巡回する馬車。いかにもという、おじさんが案内してくれる。 ビレッジには、当時を再現したたくさんの建物があり、それぞれに人がいて、実際の様子を再現してくれる。鍛冶屋、家具屋、パン屋、チーズ工場、紡毛、製粉、学校、医者など。本当にまじめに説明をしてくれる。この写真は当時の学校を再現。当時の先生はとても厳しく、子供達が規則を守らないと、この棒で手を打ったという。この先生、とっても怖そうでした。
��9月30日(土) ダウンタウンに入り、インフォメーションの案内に従い、パーキングに車を入れた。でも、地上に出るとインフォは、まだしまっていて、自分が何処にいるのかわからない。近くを歩いている人に、場所を尋ねる。親切に地図までくれて、説明をしてくれた。キヤノンのデジタルSLRを二人とも持っていたので、自分を紹介したら、私達の写真をとってくれた。そこで、私も彼らの写真を撮らして貰った。 ここは、カナダの首都。政治の中心である。この写真は国会議事堂です。たくさんの観光客がいる。芝生がとてもきれい。この街はとても美しくて、カナダの大都市の中でも、とても気に入った街だ。この日は土曜日で駐車場は、無料でした。 国会議事堂のピースタワーに登ってみた。ガイドブックには、登れるとは書いていなかったので、本当かどうかを疑いながら入っていった。入場料は要らない。まわりには、日本人観光客がいるのに、入っていく日本人はいなかった。中に入ってその理由が分かる。セキュリティが、とても厳しい、そしてエレベータが7人乗りの一基しかない。つまり、とても時間がかかるのだ。これでは、忙しい団体ツアーでは、無理。この写真は、ピースタワーの展望台の室内。you are here.にいる。 国会議事堂のピースタワー展望台から、ガラス窓越しに撮影。フレアがかかってしまったが、オタワの美しさがわかる写真。オタワ川の対岸は、もうオタワではない。ガティノーという町でケベック州になる。 国会議事堂から歩いていけるダウンタウンには、庶民の市場バイワードマーケットがある。主に野菜や果物を扱っている。日本人の店員のいるお土産やさんもある。こうやって、仲良く写真をとってくれるお店の主人もいるが、だまって向こうへ行けと突っつく人間もいる。人それぞれだ。果物や野菜がきれいに並べられて絵になる。人がたくさん。 国会議事堂の裏手にあたるオタワ川沿いには広い公園が作られている。ここは、まだオンタリオ州側。それから、橋を渡って対岸に行った。突然、標識の文字が分からない。英語は全く出てこない。初めて知った。ケベック州はフランス語圏で、英語の案内が全くないということを。 ��10月1日(日) モン・トランブランのベース。ローレンシャンの一番メジャーな場所。冬はスキー場になる。ホテルや別荘、ショップがたくさんある高級リゾート地。紅葉があまりきれいではないので、インフォメーションに聞いてみた。でも、彼女が言うには、紅葉は今が真っ盛りで、例年と同じくらいきれいだそうだ。なんか、旅行会社のパンフレットに騙された感がある。「カナダ、メープルの燃えんばかりの真赤な紅葉」でも、真赤になるのは、ある種のメープルだけ。景色全体が真赤になる紅葉は、ほとんどないみたいだ。 モン・トランブランのショップ街。観光客にとっては、この街並みが、かわいいのだろう。ところで、ローレンシャンという言葉は、日本では有名だが、ここでは、あまり聞かない。ロードマップにも、ここのインフォメーションの案内にも、その言葉はない。その理由は、ここフランス語圏では、Laurentidesというのが、このエリアを含む、ものすごく広大な地域のエリアを示す言葉だ。その英語読みがローレンシャン。もちろん、この言葉は、嘘ではないだろうが、いかにも日本人にとっての素敵なイメージの言葉である。なにか日本の旅行会社に騙されているような気分。そうは言っても、この街の混雑は日本人だけではないので、カナダの人も誤魔化されているのか。確かなのは、オフシーズンのスキー場も、これだけ宣伝するとお客は来るのだと言うこと。モン・トランブランから、山奥にちょっとだけ入って、次の街まで抜けてみた。正に紅葉真っ盛りの道は、素晴らしかった。でも、真赤ではない。 ノートルダム聖堂の内部。北米最大の聖堂であるとのこと。この頃から気が付き始めたのだが、街は、工事中が多い。旧市街のダウンタウンは道が狭く、清潔感もない。きれいなオタワの街を見た後だけに、気分が乗らない。
��10月2日(月) モントリオールから南下したはいいが、今日の宿がなかなか見つからない。ハイウェイのモーテル案内に従い、出口から25Kmも走り、やっと見つけたモーテル。なんかすごく暗くて不安だったが、中国人の女主人は至って陽気。値引きもしてもらった。翌朝、良く見たら、すごく広いモーテルだったが、お客さんはまばら。その女主人に、これから行くイースタン・タウンシップスのことについて聞いてみた。たくさんのパンフレットを出してきて、すごく熱心に説明してくれたので、お礼に記念写真。Granbyという街のMotel Bonsoir。
日本からの団体ツアーも、少し高級になると、このエリアを訪れる。でも、日本の観光客は、あまり見ない。静かな湖と森、高級リゾート地である。サン・ブロア・デュラック修道院も有名。ここは、アメリカ国境に近く、アメリカ人の避暑地となっている。日本では、まず知られていないところとして、Coaticookという街の世界最長の吊り橋。ギネスブックにも載ったということ。この写真は、その吊り橋。なかなかの迫力である。Coaticookの公園内にあり、入場料は$7。公園は一時間くらいのハイキングコースとなっているので、この料金は妥当。 Coaticook公園の展望台にて。ハイキングコースの高台にある展望台に登ると、一気に視界が開ける。Coaticookの街も吊り橋も見渡せる。紅葉もまずまずだ。Eastan Townshipsは非常に広いエリアを示しており、ロングスティするリゾート地で、ちょっと素通りする観光地ではない。 ��10月3日(火) 発音はフランス語風にクゥェブェック・シティと聞こえる。ダウンタウンは城壁に囲まれたヨーロッパ風の小さく可愛い街。駐車場に困ると聞いていたので、とにかく、街らしい場所のビル地下・公共駐車場に車を止めた。一階の受付で、地図を見せながら、ここは何処と質問。でも、全く英語が通じない。面白いほど、全く駄目。inside/outsideという意味すらわからない。でも相手の女の子は一生懸命だから、余計困ってしまう。お互い笑ってしまった。外に出てみたら、意外とすぐに自分の位置が分かった。城壁からそれほど遠くなく、一本道でダルム広場まで行けた。道は狭いが本当に可愛い町だ。日本の観光客も多い。最も有名な場所、シャトー・フロントナックから港を見ると、クィーン・メリー�兇�丁度停泊した所だった。外人の団体さんが多いのは、このためだった。 広場の下のビル壁に、だまし絵が書かれてあった。とりあえず記念撮影。 フニキュレールという小さなケーブルカー近くのいかにも、この街らしい風景。小さいながらも清潔感のある街並み。 Quebec Cityを後にして、オルレアン島を見学。ここもリゾート地。今は橋があるので簡単に行けるが、以前は不便だった為、独自の文化が残った。レストランホテルのオーベルジュも多い。但し、ちょっと上品ぶっていて、なんでも高い。そういうところは、嫌いなので早々に退散。紅葉はそれなりに綺麗。 ��10月4日(水) 本来は、オルレアン島のオーベルジュに泊まろうと思っていて、インフォメーションでいろいろ電話してもらったが、予算が合わないので断念。(日本の民宿並の値段ではあるのだが、モーテルだと半分以下なので。)その日のモーテルを探す。ハイウェイからはずれ、旧国道のCap Saint Lgnaceという街でDupetit Capという小さなMotel を見つけた。まだ4年目だという建物は新しく、とても快適。宿のおじさんもとても親切。日本から来たと言ったら安い値段から更にディスカウントしてくれた。オーベルジュの1/3だ。この写真は、翌朝バックヤードで撮影したもの。素敵な宿でした。
��10月5日(木) 最初の日を除いて、それまで天候に恵まれなかったが、この日を境に晴天が続いた。青い空、青い大西洋を背景にガスペ岬の灯台が美しい。天候とは逆に、このあたりから感じ始めていた。人がとても少ない。インフォメーションもクローズ。紅葉はとても綺麗になってきているのに。東に来れば来るほど、さびしくなってきた。分かったのは、既にオフ・シーズンになったからなのだ。海外から、特に日本からの観光客の多い、アルゴンキンや、ローレンシャンは別として、カナダの観光地は、あくまで夏が盛り。避暑地として成り立っているということ。 ガスペ岬の紅葉。正に真っ盛りです。 名前が分からないのだが、この赤い実のついた木が、街中に多い。青空と白い教会を背景に、なんとも美しい。(電線が邪魔だが) ペルセ近くにあるクレバス。カナダの場合、ものすごく有名な景勝地は別として、観光地を探すのに、とても苦労する。日本のガイドブックの案内もほとんどないし、道を走っていても、看板はほとんどない。この迫力あるクレバスに行ける人は、ほとんどいないのではと思わせるほど、偶然に行くことが出来た。ちなみに国道から細い未舗装の道に入る。4輪駆動車のみという注意書きのある急斜面を登り、更に20分歩いてここまで来ることが出来た。国道を離れてから誰にも会わなかった。熊が怖かったので、大声を立てながら歩いた。紅葉を背景にした大きく割れた岩はスリル満点。それ以上に人が誰もいないのが恐ろしい。この高台から、ガスペ岬全体を湾をはさんで見渡すことができる。景色としては、とても、お勧めの場所です。 ペルセ・ロックという奇岩の景勝地。ここは国道から見えるので誰でも行くことが出来る。白い家と綺麗に整えられた芝。何も言うことはない。 ペルセ・ロック側から逆側を見たところ。この景色もなかなか。ここもお勧めの場所です。 ��10月6日(金) コウチボウガック国立公園。ガスペ半島は、たくさんの街を通過するハイウェイとは名前ばかりの道しかなく、とても時間がかかった。やっと、Quebec州から離れ、ニューブランズウィック州に入る。人々の会話する英語が、なんとも懐かしい。まるで母国語のように聞こえる。とはいっても、もちろん全部分かるわけではないが。この州は、バイリンガルの教育をしている。標識も両方書いてある。とにかく嬉しい。日本のガイドブックには、ほとんど書かれていないが、プリンス・エドワード島西側に面した大陸部に、非常に広大なコウチボウガック国立公園がある。海に面して入るが、草原も多い。長い距離のボードウォークができる。とても良く整備されていて、雰囲気も非常に良い。この写真は、海に面した砂州までのボードウォーク。 コウチボウガック国立公園。この日の大西洋は、とても穏やかだった。人は極めて少ない。 コウチボウガック国立公園。メープルの赤い紅葉。これが全てだったら、さぞかし綺麗だろう。カナダは、この紅葉ばかりだと誤解していた。だって、日本の旅行代理店の宣伝は、こういう写真ばかりなのだ。 コウチボウガック国立公園。インフォメーションで聞いた、景色の良い場所の一つ。展望台があって、ハイキングができるというので来てみた。なるほど、展望台である。この展望台は広い湿原をみわたすことができる。尾瀬が原のようなところだ。尾瀬と同様、ボードウォークができる。尾瀬と違うところは、人が私達の他一組しかいなかった。 コウチボウガック国立公園。湿原には、この葉の赤い紅葉がとても多い。全く期待していなかったので、とても感動。なんという名前の葉なのか、後でインフォメーションに寄って聞いてみたが、受付の女性は知らなかった。来るとき、綺麗な紅葉があるよ。って教えてくれた女性なのに。他の人は、みんなディナーでいないので、結局分からずじまい。待てよ、今はお昼です。なんでディナーなの? 話は変わるが、2日前の夕食に行った、ちょっと上品なレストラン。気取った主人が、サパーを食べに来たのかといった。俺達、貧乏人に見えたのかな。と勘繰ったが、彼の対応は極めて良い。この辺では、夕食はサパーで、昼食はディナーなのか。良く分からん。 コウチボウガック国立公園。湿原のワタスゲと名前の分からない赤い紅葉。 プリンス・エドワード島(PEIという)。ここは一つの州である。赤毛のアンの舞台となったこの島は、それなりの大きな島である。大陸本土からは、1997年に世界最長のコンフェデレーション・ブリッジがかけられた。12.9Kmの距離があり、往復で$40.5かかる。ちょっと高いが、なんたってPEIだから、迷わず行く。PEI は、インディアン語で「波間に浮かぶ宝石」というくらい美しい場所だから。この写真は本土側のパーキングから撮影。 コンフェデレーション・ブリッジ。この灯台のある風景は、PEI側から撮影したもの。PEI側にはインフォメーションの為のパーキングがあるが、橋を撮影できる場所はない。だから、この風景の撮影は簡単ではない。もう一つ、どのガイドブックにも、書かれていなかったので、困惑したのが、この橋の料金の払い方。先ず、橋を渡った後、料金所のゲート側とインフォメーション側の2つに道が分かれる。私達は当然ながら、インフォメーションへ。ところが、インフォメーションからは、料金所へは、逆戻りできない。そのまま道なりに進むと、普通の道に出てしまう。つまり、料金を払わないで良いことになる。でも、それは一向に構わない。そういう車は、帰りに払えばよいのだ。当然、往路に料金を払った人は、復路券をもらう事になる。 赤毛のアンの作者、Lucy Maud Montgomeryの住居跡の写真。アボンリー村のモデルになった、このキャベンディッシュは、モンゴメリーが育ち、終生、愛した故郷である。現在のキャベンディッシュも、この面影を残していた。これは、本当に予想外だった。この村があることに気が付かず、通り過してしまった位、小さく、地味なところだった。これほど、有名な場所だから、なんとなくイメージしていたが、それとは全く違っていた。それにもまして、このあたりは、完全にシーズン・オフで、ほとんどのお店は、クローズだから余計寂しい。日本のツアーは、このシーズン以降でもくる。一体何処で宿泊して、何処で食事をするのかなと思ってしまう。私達は、町のど真ん中のシャイング・ウォーターズというモテルに泊まることが出来た。でも、ここも2日後にはクローズだと言っていた。隣のレストランは、なかなかだった。おまけにインターネットが無料で使えたのは有難かった。ちなみに、このモテルの前は、郵便局と教会。恋人の小道や幽霊の森も、道をはさんだ向かい側。 Green Gables 緑色の切り妻屋根の家がこれほど有名になるとは、モンゴメリーも思っていなかっただろう。確かに道に面している訳ではなく、他の家とは離れている。この家は、実際にはモンゴメリーの祖父が住んでいたところだが、物語のマシュー・カスパード、マリラ・カスパード、アン・シャーリが真面目に几帳面に生活していた雰囲気を残している。時は違っても、モンゴメリーと同じ空間にいる。
��10月7日(土) French River 。もっとも、PEIらしい風景だ。のどかな牧草地と湖、白い家々。ここに道に車を止めて、景色を見る人があまりにも多いので、地主さんが駐車スペースを作り、看板も立てたとの事。赤い土も、ところどころで見ることが出来る。モンゴメリーの時代は、未舗装道路だから、青い空と海、緑の草原、赤い道は、見事に調和していたのだろう。 East Point。PEIの最東端イースト・ポイントの灯台。インフォメーションもお店もトイレもクローズ。いくらオフ・シーズンだからといって、あまりにも極端。管理する人がいない場合は、全部閉めてしまうのだ。こんなに景色が素晴らしいのに。たぶん、北米の人のPEIは、赤毛のアンではなく、完全なる避暑地なのだ。イギリスの湖水地方でも同じことを感じた。日本のツアーはピーターラビットにちなんだ名所見物。でも、彼らは、今の自然を楽しみに来る。自然の楽しみ方も違う。日本では、観光船やスワンの足こぎボート、お土産屋。スピーカからは、意味もない流行歌が耳をつんざく様な大音量で流れる。彼らは、何もないフットパスをひたすら歩く。見知らぬ人との会話を楽しむ。この文化の違いを理解したい。 ��10月8日(日) ノバ・スコシア州(新しいスコットランドに意味)の北、ケープ・ブレトン。ケープ・ブレトン国立公園をとりまく300Kmのドライブコース。PEIから東は、ロブスターが有名。本当は、PEIでも食べたかったのだが、ほとんどのお店がクローズで断念した。だから、カボット・トレイルに入ったとたんの小さなレストランでロブスター・ディナーを注文。本当は、ベイクがいいのに、スチームしかない。せっかくのロブスターをこのようにして食べるのがこちらの流儀だとのこと。それぞれ、味覚は違うのだ。私としては、もう一つのフィッシュ&チップスの魚の方が、美味しかった。それほど、後者の魚が美味しかったということなのだが。前者は、もちろん活ロブスターです。 北米で、もっとも美しい海岸線であると言われるカボット・トレイル。この日は、カナダのサンクス・ギビングの前日の日曜日。いくらオフ・シーズンでもこの日の観光客の車は、とても多い。カナダとアメリカでは、サンクス・ギビングの日が全く違うことを初めて知った。そして、さすがに観光地だけあって、景色の良い場所には、ビューポイントの駐車スペースが、たくさんある。その一つ一つに車を止めて見物すると、いつまでたっても、回りきれないほど、ビューポイントが多い。 カボット・トレイルは、見事な紅葉でも有名である。この紅葉の綺麗な場所でも、ビューポイントの駐車スペースがある。いままでも目を見張るほどの紅葉は、たくさんあっても、車をとめることが出来なかった。なぜなら、ほとんどの車が時速100Kmで走っている道路で、ちょっと、車を横に寄せてなんて自殺行為だし、とても迷惑な話だから。
とは言っても、駐車スペースがないとこともある。車を横に寄せて撮影をしてみた。道の両側は見事な紅葉だ。カボットと言う名前は、カナダを初めて探検したジョン・カボットとというイタリア人に由来する。コロンブスがアメリカ大陸に上陸した5年後のことだ。 ��10月9日(月) Antigonishから大西洋岸にでる湖のほとり。朝、強い太陽の熱で、湖面から水蒸気が立ち上がる。静かだった大地が活動をはじめたような不思議な雰囲気。 ハリファックスの港。港近くのマッケルビーズというレストランで、ロブスターにトライしようとしたが、スティームしかない。スティームは15分で調理できるが、ベイクは、時間がかかると言っていた。ロブスターは断念。それでも、別のシーフードランチを注文する。それなりに美味しい。港には、たくさんの人が出ている。露店でも、シーフードを売っている。そういえば、今日は、サンクス・ギビングの休日だった。 ハリファクス近郊の景勝地。非常に広い岩盤に灯台が建てられている。たくさんの人が、岩盤に乗って遊んでいる。この灯台の下は、郵便局になっていて、ここから手紙を出すと、ペギース・コーブの消印がスタンプされる。道が渋滞するほど、観光客がたくさん。駐車場は、手前にもあるが、灯台が見えるところにも、広い駐車場がある。撮影している左側にも、岩盤が続いていて、歩くことが出来る。日本の団体ツアーのコースにもなっているが、この日、日本人は見なかった。 マホーン・ベイは、3つの教会が海岸に並んでいる景色が有名。ここも、人がいっぱい。観光地のような3つの教会を過ぎて、しばらく行くと、モーテルの看板があった。広い土地を生かしたリゾートモーテルだった。オフ・シーズンで、半額だというので泊まることにした。窓からの景色が美しい。夕方、その海辺で撮影。 そのモーテルから山側を撮影。この芝生もモーテルの敷地だ。暗くなってきたら、鹿が2匹きて、遊んでいた。ここは、高級リゾート地です。 ��10月10日(火) 世界遺産の港町。ヨーロッパ風の街並みも有名だが、素朴な港の静けさの方が心を打つ。カボット・トレイルと共に、ライトハウス・ルート(ペギース・コーブからルーネンバーグまでの海岸線)は、北米随一の美しさを誇る。カボット・トレイルは、男性的な海岸線なら、ライトハウス・ルートは、素朴で静かな美しさで有名。 17世紀に、カナダに初めて入植したのはフランス人でアカディアンと呼ばれる。場所は、ノバ・スコシアのアナポリス・ロイヤル。しかし、英国軍によって、その地を追われる。グラン・プレ歴史公園では、その流浪の歴史を辿ることが出来る。恋人と別れ別れにさせられた悲劇のヒロイン、エバンジェリン。この物語はフィクションではあるが、実際には、もっと激しいものだったことだろう。小さな教会の前に、エバンジェリンの像がある。アナポリス・ロイヤルからグラン・プレまでの旧国道1号線は、エバンジェリン・ルートと呼ばれる。ただし、ガイドブックで書かれているほどには、特別な美しさは感じなかった。 エバンジェリン像の前は、メイプルの美しい紅葉で飾られていた。但し、この公園の入場料は、この風景を見るだけだったら、ちょっと高すぎる。
��10月13日(金) ノバ・スコシアから3日かけて一気にトロントまで戻る。最後に見学したい街は、キッチナー、北米最大のオクトーバーフェストが開催されている。今週末で終了するので、ぎりぎり見ることが出来る。でも、その日の朝、キングストンと出発するとき、とても寒かった。ハイウェイは、雪化粧。キッチナーに着いたときは、丁度お昼。でも、とんでもなく寒い。風も強い。結局、キッチナーの街中も、大きなテント以外では、お祭りはやっていない。この風と寒さでは、いくら寒さに慣れている人でも、お祭りは出来ないのだ。結局、オクトーバーフェストはあきらめて、ちょっと北にある、メノナイトの故郷、セント・ジェイコブズに行く事にする。メノナイトは、電気など現代の文明を一切拒否したグループで、生活の糧として、農業でとれた生産物や自作の家具などをマーケットで売っている。セント・ジェイコブズでは、天気は既に雪に変わっていた。みんな、挨拶は突然の寒さの話。もう、笑ってしまうほど寒いのだ。写真は、セント・ジェイコブズのファーマーズ・マーケット。雪で寒い様子が良く分かる。 あまりの寒さと雪なので、翌々日のフライトが心配になってきた。車はノーマルタイヤだから、このまま雪が降り続いたら、トロント空港に辿り着けなくなる。ということで、早めに空港近くの宿に宿泊しなくてはならない。セント・ジェイコブズからのハイウェイは、スリップ事故の渋滞。こちらの事後は、いままでにもたくさん見た。日本とは比べ物にならないくらい事故が多い。そして、とても激しい事故だ。幸いにも、空港近くで、スタジオ6というコンドミニアムを見つけることが出来た。連泊するので、ちょっとだけ贅沢な宿にした。ここは、モーテル6の系列で、1週間、1ヶ月などで契約することが出来る。部屋にはキッチンやダイニングテーブルがあり、とても広い。ランドリールームやPCルームがあり、無料でLANが使える。それと夕方に来る受付のおばさんがとっても気さくで、いつも楽しそうに、そして忙しそうに仕事をしていて、会う度に10年来の友達のように気軽に話しかけてくる。こんな快適で安いコンドミニアムが日本にもあれば、田舎暮らしも楽しいのではないかと、思ってしまう。 ��10月14日(土) 最後の日は、ちょっと寒いが昨日ほどではない。幸いにも晴れ間が見える空模様。カナダ最大の都市、トロントを見物することにする。先ずはダウンタウンということで、現在のところ世界一の高さ553mを誇るCNタワーに行く。第一展望台でも、東京タワーのテッペンより高い所にある。料金は、第一展望台まで、2人で5000円位だからちょっと高いが、なんたって、世界一とくりゃ、登らないわけには行かない。流石にたくさんのおのぼりさん(もちろん私達もその仲間)で、タワーの受付は大混雑している。この写真は第一展望台から西側を見たところ。 CNタワー展望台のグラスフロア。床がガラスになっている。342mの高さは、とてもスリリング。私はこういうのに弱い。この日は、オンタリオ湖の対岸のアメリカ側をかすかに臨むことが出来た。本当に良い天気だとナイアガラまで見ることが出来ると言う。 CNタワー。遠目では、綺麗に見えるCNタワーだが、近くで見るとちょっとがっかりさせられてしまう。確かに世界一の高さだが、そのデザインはいただけない。コンクリート丸出しの概観は、とても味気ない。そして何よりも、感動がないのは、その周辺の雑然とした建物。清潔感もない。道も狭い。駐車は郊外でも全部、パーキングメーターで有料。今日は、週末だというのに。そこら中で、車のクラクションがなる。ちょっと、普通に運転しないと、すぐクラクション。大都市にいる人間は、どこでも同じなのかと、最後のカナダは、かなり幻滅。
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