2007年第1四半期のホームページ



2007年1月から3月までの写真を集めました。この冬は、長年夢だった雪国に住むことを実現させました。2月は長野県白馬、3月は北海道室蘭です。詳しくは、このページをご覧下さい。

近況です。今年は社会人になって初めて所得税と住民税が0円です。今まで、何でこんなに払わなくてはならないのかと怒っていたのに、今年は、ただ! なんか嬉しくて。 それに加えて、この4月から国民健康保険に入りました。これが、又、ただの様に安い金額になる模様です。収入がないということは、こんなにも楽しく暮らせるのかと思ってしまいます。これは、今現在、働いておられる方々のお陰なのですが、でも考えると、自分が何十年も働いてきた御褒美と思っても良いのはないでしょうか。2月に滞在した白馬のシニアクラブのメンバーは、みんな生き生きとした生活を送っています。それにも増して、人柄がとても穏やかなのです。人は環境によって性格が変化するのでしょうか。私は、そんな素敵な人々と共にリタイア生活を送っている幸せを実感しています。



作成日 2007年4月
Produced by Masaharu Kawamura (川村正春、初枝、茶トラのチャーチャ)
  
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  • 2007年1月の写真です。


    00 陶芸教室:

    ハウスメーカーのオーナーズクラブ主催の陶芸教室。小学校の時にやった時以来の陶器作り。全部、無料の教室なので、わがままは言えないが、楽しい作業でした。一ヶ月後に完成品が届いた。なかなかのお気に入りで、現在は毎日使用中です。M. ITAGAKIさん、社員さん達は、良くやってくれてますよ。

    01 三浦雄一郎さんと:

    白馬47スキー場シニアクラブ主催で三浦雄一郎さんと一緒に滑るイベントがあった。私達は、そのイベントの事をすっかり忘れていたが、夕方偶然ゲレンデで彼らと遭遇。一緒に滑ることができた。最後にクラブハウスで、この写真を撮らせてもらった。だいぶ年をとったなっていう感じの三浦雄一郎さんでした。

    02 白馬五竜スキー場:

    白馬47スキー場と白馬五竜スキー場は、トップで繋がっている。リフト券も共通である。この2つを合わせると、隣の八方尾根スキー場より広い。この朝は、夜降った新雪が20センチくらい積もっていて、パウダーを楽しむことが出来た。

    03 五竜コンドミニアム:

    今回のスキーは、2月に一ヶ月間滞在する予定のコンドミニアムの下見を兼ねて。白馬五竜スキー場のゲレンデの中にあるこのコンドミニアムは、ちょっと古いが立地条件は最高。ということで契約をしてきました。シーズン券を買って、長年夢だったスキー場生活を満喫します。ちなみに、今回もたくさんの外国人に会った。一緒にシーズン券を買っていたのはベルギー人でした。日本のスキー場は、とても国際的です。

    04 コンドミニアムからナイターゲレンデを見る:

    とても、素敵な雰囲気です。

    05 福田実さん:

    入社以来、お世話になりました福田さん。15年前、退職し、実家のりんご園を経営されています。今は、すっかり農夫? でも、とても生き生きとした生活をされています。北アルプスの麓、安曇野で「森の果樹園」という所。HPもあります。15年ぶりにお会いして、楽しい時間を過ごしました。

    06 白鳥の里、穂高町:

    穂高町は、白鳥が渡来することで有名だそうです。森の果樹園からの帰り道、この光景を目にしました。





    2007年2月の写真です。


    2月1日から28日までの1ヶ月間、白馬五竜スキー場のコンドミニアムに滞在した。白馬五竜スキー場と白馬47スキー場は上部の連絡コースで繋がっていて、リフト券も共通です。シニアシーズン券もリーズナブルです。嬉しいのは50歳以上をシニア料金にしてくれている点。長年、夢だった雪国暮らし。本当に毎日スキーをしました。毎日、雪の状態が異なる。雨でひどい雪質の次の日は、最高の乾いた新雪だったりする。そんな体験ができるのは長期滞在だからこそ。飽きることは全くなかったです。


    00五竜コンドミニアム

    この宿は、1日単位のホテルと、1ヶ月、100日、1年という形でのコンドミニアム契約が出来る。ホテルとコンドミニアムでは、契約窓口会社が違う。ちなみに2人部屋の1ヶ月ルームチャージは10万円、スキーシーズンの100日間は37万円です。ホテルは、1人1泊2食で1万円弱だそうだ。2人部屋は、最上階の4階。メゾネットになっていて部屋の真中に螺旋階段があり5階部分がツインベッドの部屋。部屋には、小さなキッチンと食器などが完備している。建物には、エレベータやコインランドリー、スキー乾燥室、24時間の管理をしてくれる。温泉がないのが唯一のデメリットか。

    01遠見ゲレンデ

    左サイドに見える白い三角屋根の一番大きな建物が五竜コンドミニアム。白馬五竜スキー場のベースゲレンデである遠見ゲレンデのすぐ横。正にゲレンデ0秒。リフトやゲレンデの状態も窓からすぐ分かるし、お昼に部屋に戻って食事をして、ひと眠りしてから午後のスキーということも可能。裏側に道があるので車の便も良い。この写真の上方ちょっと左の急斜面は最大斜度38度平均35度のエキスパートコース。中々手ごわい斜面です。

    02エキスパートコース

    そのエキスパートコースを上から見たところ。こんなコースを毎日滑るということは…… ない。もちろん雪が良いときはトライする。この日の雪質状態は良好。もちろん深いコブがびっしり付いているが、この落ちる快感がなんとも楽しい。景色も感動的。遠見ゲレンデ、ベース右側の五竜コンドミニアムも見える。左側の飯森ゲレンデも写っている。

    03アドベンチャーコース

    白馬47スキー場のトップから連絡リフトを使わずに直接白馬五竜スキー場の飯森ゲレンデトップに下る狭い尾根伝いのコース。斜度は30度そこそこだが、狭くて自然のまま。だからとても滑りにくい。滑る人はほとんどいない。週末、連絡リフトが大混雑している時にも使える。但し、雪崩の危険があるので、2月下旬はずっと閉鎖状態だった。写真の真中あたりに遠見ゲレンデと五竜コンドミニアムが写っている。

    04早朝の遠見ゲレンデ

    週末の白馬五竜スキー場の遠見ゲレンデは早朝6:30からリフトが動く。ピステンで綺麗に整備されたゲレンデにシュプールを描く。これも気持ちよい。それとは対照的に、右側に写っているボコボコ斜面がエキスパートコース。

    05アルプス平のコブ斜面

    白馬五竜スキー場のゴンドラで上がったところがアルプス平ゲレンデ。このスキー場の特長はアルプス平から遠見までの初心者コースがないこと。初心者はゴンドラを使って下りてこなくてはならない。アルプス平は、とても広く、たくさんのコースがある。この写真はリフト沿いのコブ斜面。モーグルコースもある。標高があるので比較的雪質が良い。

    06白馬47スキー場R1

    白馬47スキー場とは、4シーズンズ・7デイズ楽しめる場所という意味だそうだ。ここのメインコース、ルート1。直線的に長い。白馬47スキー場の一つの特長は、北アルプス沿いで唯一、北斜面であること。だから雪質はナンバー1。R1も当然北側を向いている。といことは左の尾根は八方尾根。長野オリンピックのジャンプ台が見える。街は白馬村の中心街。右端は白馬駅です。

    07五竜岳

    白馬五竜スキー場のトップから見た北アルプス五竜岳。これだけ晴れれば実に美しい。この2月は快晴の日が数日あった。穏やかでお弁当を広げたくなる。しかし、一旦荒れると凄まじい状態となる。2つのスキー場の連絡コースとリフトはこの標高にあるので、荒れた日は一日中閉鎖となる。オープンの時でもひどい時は、地吹雪や何も見えない濃霧と、さすが北アルプスなのです。

    08五竜岳

    白馬47スキー場のトップから見た五竜岳。前の写真とは角度が異なる。右側の山が唐松岳、八方尾根に繋がる山頂です。

    09白馬三山と八方尾根スキー場

    手前の尾根が八方尾根スキー場。その向こうに3つの頂が白馬三山。(鑓が岳、杓子岳、白馬岳)
    北アルプスに抱かれ、育まれた白馬山麓の村は、時々見せるこの強烈な美しさと山の恵みの中で自然と共に生きているのです。

    10白馬ポーク

    白馬47スキー場は、2月から3月にかけて、かまくらフェスタが開催される。そのイベントの中で、2月のある日、豚の丸焼きがふるまわれた。白馬ポークというブランドポーク。これは、かなり大きい豚です。

    11白馬ポーク

    一旦丸焼きしたポークを小さく切って、再度直火で焼く。そのアツアツをスキーヤーに振舞う。これは、本当に美味しいのです。何度も並んで御相伴に預かる人も多い。それでも、これだけの大きさの豚なので十分供給できます。

    12ポン菓子

    私達の子供の時は、バクダンと言ったポン菓子。もち米を熱して加圧、それを一気に減圧すると米が膨らむ。甘いシロップを混ぜると何とも懐かしい味がする。右の赤い服の人が、白馬47スキー場の荒木社長。こういうイベントが大好き。自ら色々なことをやる。

    13餅つき大会

    これも、とても楽しいイベントです。出来たてのお餅は、豚汁に入れて振舞う。これだけの量なので、豚よりは供給量が少ないです。

    14かまくら

    かまくらフェスタですが、今年の2月は暖かくて、どんどん雪が融けてしまう。実は、この今回のかまくらは雪だけでは出来ていない。でも、雰囲気はあります。その中でお餅の入った豚汁を食す。

    15地蔵の頭

    白馬五竜スキー場の最上部から少し登るとこの地蔵の頭という頂上に至る。でもかなり息が切れる。標高1676mは、気分が良い。

    16地蔵の頭

    みんな冬山を登山したような気分になっている。お弁当を持ってきている人もいる。北アルプスの案内や登山道の道しるべがある。

    17地蔵の頭から見た八方尾根

    下の方にゲレンデの最上部が見える。手前の尾根は八方尾根スキー場。初枝は、白馬47スキー場のシニアクラブの赤いベスト(ちゃんちゃんこ)を着ている。これを着ていると声をかけたり、かけられたりしてコミュニケーションがとれる。

    18地蔵の頭から見た五竜岳

    手前は新雪。暖冬とはいえ、この標高の雪は多い。左側の小遠見岳まで登って新雪スキーをやる人もいる。

    19白馬47スキー場シニアクラブにて

    シニアクラブのクラブハウスにて。ベースのゴンドラ乗場の向いにあるレストラン・ビールバーの片隅にクラブハウスがある。後ろの壁に会員の名札がかかっている。既に3年で700人位。でも常連は少ない。皆とても良い人たちばかり。なぜなら、仲良くする為に、ここに来るのだから。手を上げているのは、40代からこの地に移り住んだ森川さん。

    20白馬47スキー場シニアクラブにて

    手前の人は私と同学年。真中の帽子の人は飛ばしや渡辺さん。とても気遣いのある人です。

    21白馬47スキー場シニアクラブにて

    テーブルの真中は囲炉裏。おでんがいつも煮えている。その面倒を見ているのが中央に立っている岡さん。その左隣が、常連の桜子さん。

    22白馬47スキー場シニアクラブにて

    シニアクラブは、無料で入会できる。セルフで入れるインスタントコーヒーもお茶も無料。持ち込み自由。だからお昼やお菓子を持ってきて、皆に振舞う人もいる。荒木社長も時々顔を見せておしゃべりをする。そして一緒に滑る。皆、楽しむ為にここに居る。

    23堀尾さんの滑り

    毎年夏の能登でお世話になっているドクター堀尾さん。毎冬、ご夫婦で軽井沢プリンスホテルスキー場に2回来られる。私達は日帰りで一緒に滑らせてもらう。還暦を過ぎても、とてもお元気です。

    24恵子さんの滑り

    とても優雅な滑りです。さすが恵子さん。還暦をいくつか過ぎているとは思えません。

    25初枝の連続写真

    軽井沢で撮影した連続写真。2月の特訓でだいぶ上達しました。

    26正春の連続写真

    白馬五竜スキー場の飯森ゲレンデで撮影しました。新雪が10センチほど積もった滑りです。

    27正春の連続写真

    白馬47スキー場のR2で撮影しました。斜度は30度あります。こうやって急斜面での自分の滑りを見ると、悪いところがすぐ分かって非常に勉強になります。


    銀色のシーズン
    2007年1月から白馬村にて映画「銀色のシーズン」のロケを行っている。白馬観光協会が全面的に協力していて、スキーやスノーボードのシーンをたくさん撮影している。瑛太、田中麗奈が主演で、八方尾根や白馬五竜、白馬47の各スキー場がロケ現場。私達もエキストラとして、2回ほど参加して見た。でも天候や撮影隊の準備が悪く、どちらも途中で中止。従って、私達は映画には登場しない。まあ、参加して分かったことは、非常にマネージメントが悪いということ。時間ばかりがかかって、普通の企業では考えられない運営。4月現在、まだ撮影が行われている。この映画は2007年12月に封切りが予定されている。







    2007年3月の写真です。


    2月28日に白馬から戻って、3月は色々なことをやる必要がありました。一つは確定申告。但し、昨年は所得がないので、これは区役所で簡単に済ませる事ができます。ちなみに、ちょっとした収入がいろいろありましたが、これを税務署に確認する為に、電話をしましたが、ほとんどお話中。しかたなく離れ小島(隠岐島)の税務署に電話したら本当に親切に教えてくれました。光電話はどこでも同じ料金なので、これはとても良い考えだと思います。もう一つは、初枝の車(FTO)の車検。ほとんど走行していないので、自分で陸運局に持っていって検査を受けました。横浜の検査場は、日本で一番混んでいます。歩いていける距離なのに予約は出来ず、仕方なく川崎まで行きました。検査ラインに自分で車を入れて、テストを受けます。問題なく簡単に合格しました。検査料金1500円と書類代25円が必要です。あとは自賠責と重量税で新しい合格シールがもらえます。3ナンバーですが、総計6万円台で車検が出来ました。そんなこんなで忙しい日々を何とかやり繰りして、いよいよ、3月6日に北海道に出発しました。


    北海道に滞在する目的は、第一にスキーを楽しむこと。そして2月と同じように今年のコンセプトである雪国に住むこと。昨年の7月にお世話になった室蘭市役所にお願いして、2度目の体験移住として再び20日間、市の宿泊施設をお借りすることにしました。大洗からフェリーで苫小牧までのルートも以前と同じ。違うのは季節だけ。3月5日から6日にかけて低気圧が大暴れして、海はかなりの強風。私達は6日の夕方に出発しましたが、それでもかなり船はゆれました。受付けの人に聞いたら、前の晩はお店の棚から商品が落ちるほど揺れたそうです。出港してすぐに、大展望風呂に入ったら、湯船のお湯が四方にあふれて、それはそれは楽しい状態。何事も経験です。


    31室蘭市の宿泊施設

    左側に見えるのが市役所住宅です。今回は5階のお部屋を用意してもらいました。景色はとても良いのですが、エレベータがないので、かなり良い運動ができました。右に写っているのは白鳥大橋です。夜はライトアップもしていて窓から見える景色は最高です。

    32マスイチ浜

    室蘭八景の一つです。宿泊施設から歩いていける距離です。この2月は暖冬でしたが、北海道に来たとたんに日本中が寒波に襲われとても寒い室蘭です。ここは、雪よりも風が怖い。景色はとても良いのですが、強風で長くいることは出来ません。

    33室蘭港

    測量山の頂上から港を見下ろす。測量山からは360度の方向に海が見えます。地図をみれば明らかですが、ちょっと不思議な感覚で方向を見失います。港に停泊しているのは、サンフラワー(三井商船フェリー)です。残念ながら東京方面の航路ではありません。

    34地球岬

    昨年の夏と同じアングルで撮影。地球岬からみると、水平線が丸いという感覚は錯覚でしかありえませんが、丸くみえるような不思議な気がする。

    35地球岬

    地球岬の灯台から逆の駐車場側を見る。港側の海が見える。この駐車場のお土産屋さんには毒饅頭という商品がある。もちろん毒ではないのだが、どうしても買う気がしない。自分で食べるのも、人に上げるのも、ちょっと出来ないなあ。

    36快晴の景色

    室蘭市の宿泊施設の窓から見た景色。3月23日だけは快晴でした。左から有珠山、小さな三角が昭和新山、真白な羊蹄山が見えました。羊蹄山が室蘭から見えたのは初めての経験でした。私達が、いつも天候がよくない時に滞在しているとも言えるのですが。この日は朝早くからニセコにスキーに行きました。

    37キタキツネ

    宿泊施設からの散歩の途中、キタキツネに出会う。昨年の夏も同じ場所で出会った。きっと同じキツネに違いない。顔がとっても可愛い。

    38キタキツネ

    雪が大好きなようです。雪面に腹ばいになって、嬉しそうにしています。丁度、猫が暖かい布団にごろごろ言いながら、腹ばいになるように満足顔でした。数日後、宿泊施設の駐車場にもキタキツネがいました。食べ物を狙っているそうです。

    39ボタンエビ

    最初に、このボタンエビを買ったとき、隣に甘エビもあったので、近くのおばさんにどちらが美味しい?と聞いたら、「どちらも美味しいよ!」って。でもおばさんは甘エビを買って行きました。後日、甘エビを賞味したところ、甘エビの方が美味しかった。(もちろん、このボタンエビは、美味しかったけど)東京の常識では、絶体にボタンエビの方が美味しい。だから分った事は、如何に獲り立ての甘エビが美味しいかということです。ちなみに、この量で200円ちょっとです。


    海の幸:宗八カレイ
    他の食材として、ホタテ貝、ホッキ貝、ツブ貝、ニシン、真鱈、スケソウ鱈、タチ(スケソウの白子)、マス、ほっけ、カジカ、宗八カレイを食しました。宗八カレイは、昨年の夏に自分の船で船釣りに招待してくれた田中さんがくれたものです。自分の船よりはずっと大きな釣り舟で釣りに行ったとのことで、本当にたくさん(私のクーラーバッグが満杯になってもまだあった)貰ってしまいました。実際にはそんなに食べられないので、お断りしたのですが許してくれません。ということで、夏と同様に市役所の人にお手伝い願って、無駄にならないように食べました。味は最高に美味しいのですが、実はこの魚、とっても臭い。皮がべとべとでとっても臭いのです。鱗とべとべとを取ってから、干物にします。乾くと臭みがなくなります。最初、部屋に干していたのですが、あまりの臭みに耐えかねて、夜はベランダに干しました。翌朝6時、外でカラスの鳴き声が。飛び起きて窓を開けるとベランダの手すりに大きなカラスが一匹。カラスはあまりの嬉しさに一声あげたのです。大急ぎで室内に入れました。苦労して処理したのですから、カラスに食べられなくて良かったです。


    海の幸:ハモ
    ある日、ハモが店頭にありました。私が驚いて、「ハモ?」と言ったら、隣のおばさんも「驚いた!」と。私が「北海道でもハモが取れるんですか?」と聞いたら、おばさんは「主人が良く釣ってくるけど、もうちょっと暖かくなってからだから、本当に驚いた。」と言っていました。私が「どうやって食べるの?骨切りはするの?」と聞いたら、おばさんは、とっても柔らかいから骨切りなどしなくて良いといいます。ちょっと疑問も残りましたが、私とおばさんが驚いた意味が異なっていたことを理解して、おばさんにハモのレシピを聞いて、買って帰りました。そのレシピ通りに料理すると、確かに美味しい。後で調べた所、北海道でハモというのは、真穴子のことだと分かりました。道理で骨切りが必要なかったわけです。


    40だんパラスキー場

    室蘭の街から、車でほんの20分ほどで行けるスキー場です。滞在初期は、寒波で標高の高い山はほとんど吹雪。だからこの近くのだんパラ高原を見学しました。リフトが1基しかない小さなスキー場は、寂しいくらい人が少ない。スキーやスノーボードの初心者には最適なゲレンデだと思うが、みんな大きなスキー場に行ってしまう。春スキーは、1日リフト券が1000円で、とてもお手軽です。

    41ニセコ駅

    夏にお世話になったイタンキ鳴り砂を守る会の田中さんが、2日連続でニセコヒラフスキー場を案内してくれた。私より10歳も年上の田中さんだが、車の運転もスキーも暴走族。雪道の運転ではとてもついて行けない。でも、気持ちが優しくて、とっても頼れる人だ。2日間で色々なお話をしました。リタイア生活にとって、心が通じる友人や先輩は、非常に大事だと思います。これからも長くお付き合いしたい大切な兄貴です。


    ニセコ・グランヒラフスキー場
    昔のニセコ・ヒラフスキー場は、経営会社が代わって、この名前が正式になりました。室蘭からの道のりは片道90Kmあります。高速道路を使わないでも、かなり高速で飛ばすと、2時間弱で到着します。私達は、今回の滞在で合計8日間、このスキー場に通いました。何故ここだけかと言いますと、もちろんヒラフが最高のスキー場であることは当然なのですが、30時間のリフト券を購入したからなのです。この時間券は、とてもユーザーのことを考えた素晴らしいアイディアだと思います。1時間を単位時間としてシーズンを通して使うことができるのです。つまりこの券を購入して、最初のリフトゲートを通過する時、ゲート表示は29となります。これは残り29時間という意味です。そして最初のゲート通過時間から1時間以内は、この状態のままリフトが利用できます。1時間を越えると、次のリフトゲート通過時刻が残り28時間のスタート時刻となるのです。このシステムを有効に使うためには、とにかくスタート時刻を覚えておくことです。そして1時間が終わる最後のぎりぎりで山頂に行くリフトのゲートをくぐります。そうすると、山頂からベースまで長い距離を滑ることが出来ます。そして休憩を取ります。こうすると、1時間の単位時間で2時間から2時間半を楽しむことが出来ます。私達は8日間で30時間を使い切ることは出来ませんでした。最後の方は、適当に(単位時間をめいっぱい使わずに)リフトに乗っていたにもかかわらずです。頑張っても、1日4時間を使うのがやっとです。天候不順のせいもありますが、ほとんどが1日2時間でした。こんな時間券が、どこのスキー場にもあると良いですね。


    42羊蹄山

    寒波が居座り続け、ヒラフスキー場から羊蹄山が全て見えたのは、ほんの数日。この写真は、ヒラフのメインゲレンデ。天気が良ければ、こんな風に羊蹄山に向って滑り落ちる。ちなみにゲレンデが快晴で、このように羊蹄山が見えたのは、20日間でたった1日だけでした。

    43羊蹄山

    ゲレンデが晴れていても、この写真のように、羊蹄山の山頂は、ほとんど姿を見せない。

    44アンヌプリ山

    ニセコヒラフスキー場のゴンドラ終点からアンヌプリ山を望む。メインゲレンデは、この場所から下側。だから、ここでもかなりの標高です。この写真からわかるように、ある高さから木が生えていない。つまり、そこは森林限界の標高です。ニセコの3つのスキー場「ニセコ・アンヌプリスキー場」「ニセコ東山スキー場」「ニセコ・ヒラフスキー場」の頂上は全てこのアンヌプリ山。ということは、この真白の上方からは、どこのスキー場にも行けるということです。

    45アンヌプリ山

    花園第三リフト終点からアンヌプリを望む。まだ、リフトの最上部ではないが、森林限界は超えている。アンヌプリの斜面にシュプールが見える。これが他のスキー場にはないニセコヒラフならではのものです。

    46アンヌプリ山

    写真の左は、一番上のリフトです。本当に懐かしい一人乗りのリフト。ガーガー音がするあの昔ながらのリフトで最上部まで行くことが出来ます。但し、アンヌプリ山の山頂までは、まだ距離があります。

    47アンヌプリ山

    最初で最後の快晴の日に撮影したアンヌプリ。左の上方に人の列が写っている。最上部のリフト終点から、板を担いでアンヌプリに登っているスキーヤーの列です。前の写真とほぼ同じ構図で写真を撮っていますが、快晴で真上からの太陽だと立体感がないですね。

    48花園第三リフトコース

    花園ゲレンデは、ニセコヒラフに加わった最も新しいコースです。オーナーがオーストラリア人だということです。北斜面なので雪質が良いのが特長です。但しベースは、ほとんどが緩斜面。ニセコは圧雪していない斜面をたくさん残してあるのが特長です。このコースも圧雪コースと並行に非圧雪コースがある。滑っているのは正春です。

    49花園第三リフトコース

    ここは、圧雪コースです。滑っているのは、同じく正春です。

    50花園第三リフトコース

    前の写真と同じ圧雪コースを横から撮影しました。羊蹄山を背景にした初枝の滑りです。斜度がかなりあることが分かると思います。

    51最上部のリフト

    あの懐かしいシングルリフトに乗っている初枝です。羊蹄山が低く見えます。

    52スキー場エリア外

    ネットのこちら側はニセコヒラフスキー場のエリア外です。最上部のシングルリフトが見えます。

    53アンヌプリへの道

    最上部のリフト終点からこの登山道があります。スキー場のエリア外ですが、このゲートにはパトロールが必ずいます。天気が良く風の穏やかの日のみオープンしています。午後3時に閉鎖してしまいます。

    54スキー場エリア外

    このゲートは、最上部のリフト終点から真横に行ったところにあります。書いてあるように自己責任で行きたきゃ勝手に行きなさいということです。ここも天気次第でオープンします。午後3時で閉鎖も山頂への道と同様です。アンヌプリ山頂付近にゴミみたいに見えるのは人です。

    55スキー場エリア外

    エリア外に出ると人は極端にいません。雪面はもちろん整備されていないので確実なスキー技術が必要です。でもこのエリアがあるからオーストラリア人に人気があるのです。日本のスキーヤーやボーダーは、スキー場が作ったレールのようなゲレンデを滑らされているだけ。大自然の中でも箱庭で遊んでいるだけか。これはスキーだけの話でなく、日本の文化そのもののような気がするのは私だけでしょうか。

    56スキー場エリア外

    この斜面を見ると気持ちが高ぶります。左端の建物が花園第三リフトの乗場です。このエリア外の簡単な滑り方は、山頂かリフトトップからこの花園第三のリフト乗場まで行く方法です。その他、エリア外をどんどん進んでいくと、いろいろなツアーができるそうです。でもガイドがいないと遭難するかもしれませんね。

    57スキー場エリア外

    快晴の日は、羊蹄山を背景に本当に素晴らしい景色に出会います。羊蹄山の右側には留寿都のスキー場、洞爺湖、その向こうのウインザーホテルまで見えました。ウインザーホテルの向こう側はもう噴火湾(太平洋)です。逆側には小樽側の日本海の水平線も見えました。

    58スキー場エリア外

    こういうシュプールを描いて滑るのがスキーヤーの理想ですね。どこまでも軽いパウダースノー。雲の上を浮いているような気分です。

    59スキー場エリア外

    真中のちょっと尖がったのがアンヌプリの山頂です。ヘリスキーでしか味わえなかった感動が、ここにはあります。

    60スキー場エリア外

    快晴の日のアンヌプリ山と空の色です。転んだわけではなく、写真をとるので雪に埋まりました。ちなみに、今回のニセコヒラフスキーでは、一度も転びませんでした。これも2月の特訓のお陰です。

    61スキー場エリア外

    夕方のエリア外ゲート閉鎖ぎりぎりの時間に入場しました。雪と戯れながら、「気持ちいいー」と言いながら滑ります。

    62エリア外終点

    花園第三リフト乗場からエリア外の斜面を望む。とても滑り甲斐があります。足腰ガタガタ。毎日スキーをすれば、必ずスリムな体形になります。たくさん食べても大丈夫です。

    63エリア外全景

    花園第三リフトに乗りながら写真を撮りました。これがエリア外の全景です。右側の尾根の向こう側にも行けるそうですが、ガイドが必要です。写真でゴミのような黒い点が見えますが、これはスキーヤーです。肉眼でもゴミのような点に見えます。

    64ウインザーホテル

    室蘭とニセコを往復すると色々な場所からこのウインザーホテルが見えます。天気が良いと室蘭からもニセコからも見えます。このホテルからは道央と道南の眺望を望むことが出来ます。つまり北海道を感じることができるといっても過言ではないでしょう。北海道はこのホテルを会場として世界首脳会議(サミット)に立候補しています。確かに、これほど眺望が良くて、安全で、交通の便が良いホテルは世界中、何処を探しても、ほとんどないと思います。