2009年お正月のホームページ

白馬五竜スキー場ライブカメラ by白馬ストリート


 2009年1月。明けましておめでとうございます。時の流れがとてもはやく感じられます。生活が単調だとその感じ方が顕著。逆に毎日が新鮮だと人生が長い。これからは、そんな生活がしたいですね。

 何をするにしても精一杯の情熱を傾け、最後まであきらめない。
 常に前向きで新しいことを求める。
 素晴らしい人々との出会いを大切にする。そんな人々への感謝の気持ちを忘れない。
 美しいものへの感動を大事にする。人々にその感動を伝えたい。
 よく考えること。世の中の流れのままに身を委ねるのではなく、物事をありのままに理解したい。

 年初にあたり、自分の今までの人生とこれからの生きる道を、あらためて思慮することも良いのではないでしょうか。


 年賀状の絵は、いつもは前年の旅行の景色を使うのですが、昨年は旅行に行かなかったので、一昨年の思い出の風景を組み合わせました。
 右の小さな写真は五竜スキー場のライブカメラです。この写真の景色をベースに、私の絵を作りました。実際に左のコンドミニアムに、1ヶ月間宿泊しました。写真をクリックすると拡大映像になります。

 私の年賀状は、30年以上、同じような作り方をしています。この年賀状をどのようにして作るのかという質問をされることが、しばしばあります。
 そこで、ちょっと作り方の説明。先ずはA4サイズくらいの大きさで、絵を手書きで描きます。ここまでは、30年間ずっと同じやり方をしています。それから画像を縮小して葉書の大きさにします。次に色を着色し年賀状に印刷をします。その方法は、世の中の技術の進歩に伴って、私のやり方も進化させています。もちろん現在は、手書き以降の作業は、PCを使っています。
 いずれにしても、とても時間がかかる作業を毎年12月にやることにしています。実は、これも年に一度の私の楽しみの一つです。


作成日 2009年1月
Produced by Masaharu Kawamura (川村正春、初枝、茶トラのチャーチャ)
  
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  • 2008年夏から秋の写真です。


     2008年は、まだ初枝の状態が通常には戻らないため、ずっと自宅で過ごしました。
    最初にやったことは、我が家の外装工事。この家は建築からすでに20年を経過。でも今までは、遊び優先でほったらかし。ということで、初枝の夢だったレンガ調外装に変更することを含め大工事をしました。(これは、前回のHPに写真があります) 
     初枝は、家のことがほとんど出来るようになったので、私は道楽でいろいろな家事をすることにしました。特に料理は面白いので、とても楽しむことが出来ました。男の料理とは、プロ以上の味を作ること。時間はいくらかけても、何度失敗しようが、最後は味です。
     私の料理自慢は、そば、やきそば、ローストチキン、スパゲティなどのイタリア料理、庭でバーベキュー(魚のアミ焼きや鉄板焼き、チャンチャン焼き等) そしてぬか味噌のお漬物。

     そんな2008年後半の出来事と写真を並べてHPをつくました。





    炭火焼き:

     昨年末から中性脂肪やコレステロールを下げるために、食生活をがらりと変えています。魚と野菜の食生活。庭で熱々の炭火焼は最高です。
     ここで焼肉するともっと美味しいのだろう。・・・未練たっぷり。でも、たまには肉も食べないとね。
     この秋は秋刀魚にとても脂がのって美味しい。もう飽きるほどバーベキューをして食べました。その他、鯖、ホッケ等も。金目鯛の干物が絶品。鉄板でチャンチャン焼き、焼きそば、魚介類のバター醤油もいけます。
     薩摩芋は網の下で真っ赤に焼けた炭の隣におけば、透明感のある光った焼き芋の出来上がり。もちろんジャガイモのベイクドポテトも同じ方法でできます。

    庭で炭火焼き:

     この秋は、風もなく天気が安定している日が多かった。5月から始めたぬか味噌漬けも続けています。これが旨いのなんのって。もうプロ以上の美味しさです。





    そば打ち:

     私のそば打ちの歴史は古いのですが、本格的にやり始めたのはリタイアしてから。いろいろな場所からそば粉を買っていますが、今の所、長野のそばが私は一番好きです。諏訪の高山製粉から送ってもらいます。秋の新そばの時期が楽しみ。写真は、黒い皮が入った、いわゆる星入りそばです。もちろん100%で打ちます。光っていて、みずみずしく見える。歯ごたえがあり、特に弾力性が命。そばの香りがほのかに香る。「玄挽」という商品名で、高山製粉のHPには、以下の説明があります。

     八ヶ岳山麓産玄ソバを、殻付きのまま石臼挽きしたそば粉。星(黒い点々)入りで、ザラついた超粗挽粉。黒めで透明感のあるプリンとした新食感、野趣あふれる蕎麦になります。

     私の今の技術は、自分ながらかなりのものだと思います。ただ、大量に作ったことがないので、商売はとても無理。それにそば打ちは大仕事です。体力も必要です。何でも生業にするのは大変ですよね。





    画家の山口都さんと:

     もう40年近く前のことです。大学時代の写真クラブの仲間です。彼女は女子大でしたが、共に楽しい青春時代を過ごしました。
     偶然、彼女のことを知り、40年ぶりに会いました。いいですね、40年ぶりに会話しても、若い時のままに、こんなおじさんおばさんが、冗談を言いながら話ができるなんて。すっかり大学時代に戻り、とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
     この日は文京区の文化祭ということで、絵は小さいものでしたが、私が以前に国立新美術館で見たものは、とても巨大なキャンバス画で、本当に素晴らしかったです。仲間に芸術家がいるというのも素敵ですね。
     男性のクラブ仲間も集まりました。Y君は母校の教授を、K君は海外で経営コンサルタントをやっているとか。みんな頑張っています。

     俺だけか? 暇なのは....!





    お近くにお住まいのSさんご夫婦と:

     2年くらいまえのこと、Sさんは私のHPを見てくれて、私に連絡をくれました。旅行が大好きで海外生活の経験もあるそうです。そしてお住まいが我が家に、とても近いのです。いろいろな所に旅行に行くたびに、メールで情報交換をさせてもらっていました。
     そして昨年、初枝の病気のことで本当にご心配していただき、私達はとても励まされました。この秋、初枝が元気になったので、御礼をかねてSさんのお宅を訪ねさせていただきました。とっても喜んでくれて、楽しい時間を過ごすことが出来ました。有難うございました。
     奥様の作られた洋菓子はとても美味しかったです。初枝は、あまり食べることができないので、(糖を制限しているため)私が途中で止めさせたので、家に帰ってきて、最後までケーキを食べたかったと、かなり残念がっていました。







    車検、12月初め

    この2年間は、初枝の病気のこともあり、車をあまり使わなかったので車検を自分でやることにした。
    2008年12月、陸運支局に行って自分で車検をやる。

    今後、忘れてしまわないように、そのやり方をメモをしたので、参考までにアップします。

    神奈川県陸運局にて(今回は家の近くの佐江戸にて、但し、継続検査は日本のどこの検査場でも可能。インターネットで予約をします。)
    ・最初に入り口近くの3号館で3つの書類を買う(25円)。同時に重量税印紙(37800円)と検査費用印紙(1700円)を隣の窓口で買う。書類に張る。
    ・自賠責は隣の代書屋で支払う。(22470円)今年は安い。
     車検費用は、この合計61995円で全てです。
    ・4号館に行って、自動車税の領収書を見せて、書類にスタンプを押してもらう。
    ・2号館(検査場隣)で3つの書類を記入する。印鑑も必要。ひとつは一部分鉛筆書きなので注意。(いずれも見本がある)
    ・2号館の7番に3つ書類と車検証を出す。自賠責と予約表も見せる。(その後は、その4つの書類を用意すれば良い。この書類をはさむボードがあると便利)
    ・いよいよ検査ラインに並ぶ用意をする。(手前の7ラインが一番分かりやすい。新型ラインなので駆動輪を考慮する必要なし。)
    ・見学コースで何をどのようにするか確認する。順番待ちの時の停車位置も確認しておく。(特に最初の待ち位置に注意)
     今回は最初の待ち位置を通り過ぎてしまったので、検査時2mくらい戻された。お陰で、素人だとわかってしまったので、年配の人がずっとついて全てアドバイスしてくれた。世間話をしながら楽勝で検査をすることができた。(怪我の巧妙?)
    ・検査ライン待ちの車の最後に並ぶ。ボンネットのロックを外しておく。
     4灯式ヘッドランプは、下向きランプはボール紙で隠した方が良い。ホイルキャップは外した方が良い。
    ・係員が来て、ヘッドランプ、ウインカー、ブレーキランプ、バックランプ、ハザード、ホーン、ワイパーとウォッシャーの確認。
    ・書類を渡すとき、車から降りて、自分でボンネットを開ける。
     以上で、前確認が終了。いよいよ検査ラインだ。待ち位置を間違えないこと。
    ・電光表示に従って前進。前輪を見て検査場所のくぼみに前輪を落としこむ。
    ・電光表示に従って、加速して行きスピードメーターが40kmでパッシング。ハイビームの角度検査。フットブレーキ。サイドブレーキの検査。検査合格すると電光掲示板に○が付く。
    ・次に前に進み、排気ガス検査。検査書類を持って、車を降りて検査棒を排気管に入れる。(棒の途中に出っ張りがあり、そこまで排気管に入れる) OKが出ると、検査書類を機械に入れてスタンプを押す。
    ・次に下回り検査。前進し、これも前輪を検査位置のくぼみに落としこむ。
    ・OKが出ると、車を出口近くに移動して、検査書類を機械に入れてスタンプを押す。 これで、検査は終了。
    ・出口近くのプレハブ小屋の係員に4つの書類を持って行き、スタンプを押してもらう。
    ・車を移動させ、再び2号館の6番窓口に行って、4つの書類を渡す。(裏返しにして、指定の箱に入れる)
    ・すぐに、名前を呼ばれて、新しい車検証とシールが渡される。以上で終了。
    ・シールを車に張って帰路に着く。

     全て終了するまで1時間程度ですむ。車検とは、こんなにも簡単なことなのです。






     室蘭のTさんが送ってきてくれた帆立貝:

     クリスマス・イブの前の日、私は買い物に行って、ローストチキン1羽と蟹1杯とアンデルセンのフランスパンを持って帰りました。これだけあれば、Xmasディナーができると思って。
     帰ってきたらびっくり。室蘭のTさんから、見たこともないような巨大な帆立貝がたくさん届いていました。冷蔵品ということで、とても新鮮な状態で。貝が少し開いていたので、手を使ってもう少し開けようとしたら強い力で閉まり、もう少しで指を挟まれるところでした。もう毎日がXmasディナーです。お刺身でも最高に美味。室蘭にお礼の電話をしました。Tさんは、初枝が早く元気になるように食べてもらいたいと言ってくれました。
     Tさんは、室蘭に滞在したときに、とてもお世話になった方です。自分のモーターボートで魚釣りに連れて行ってくれたり、冬はニセコスキーを案内してくれたり。こんなに親切な人がいるなんて。私達は本当に感謝しています。






    網走市役所から送られてきたカレンダー:

     網走の自然がとても美しい写真になったカレンダーが、年末になって網走市役所から送られてきました。
     私達のことを気に掛けていただき本当に嬉しく思います。T課長さんにメールでお礼の連絡をしました。「網走」はいつでも私達を待っていてくれますと返事をいただきました。私達は必ず網走の自然に会いに行きます。
     本当にお世話になった市役所の皆様。感謝しております。再び皆様に会える日を楽しみにしております。







     私は今、感じています。リタイア以降この数年間、いろいろな所に行き、たくさんの人々に会いました。初枝が病気になった時は、本当にいろいろな人々にお世話になりました。旧友たちにも何十年かぶりで会いました。そんな皆さんは、心から信頼できて、気持ちの美しい人々でした。人の心は本当は素晴らしいということを、今、すごく感じています。それを感じることができて、私は早期退職をして本当に良かったなと思っています。  





     理想社会のための理想論ではありますが

     私達は自由社会の中にいて、その自由を肯定しているはずです。でも同じ自由社会でも、その中身は時代によって、或いは地域によってだいぶ異なっていると思います。そこには政治・経済の背景もあるでしょう。宗教や教育などの違いもあるのでしょう。

     ところで、私達はこの国の社会に満足しているでしょうか。特に最近の状況を鑑みると、ほとんどの人が何らかの不満を持っているのでは。官僚の汚職、天下り、国民を無視して自分の利益しか考えていない政治家。モラルのない若者、わがままオバタリアンとか。

     私はいつも思うのですが、不満を言っている人自身は、悪くないのかと。(もちろん、自分も含めて) 社会を動かし理想の姿にしなければならないのは、政治家でも官僚でもマスメディアでもなく、全ての普通の人々の義務であると。そうでなければ、民主国家ではないはずです。

     私はその昔、ある公立高校に入学した時、校長先生から言われたことを、今でもはっきり覚えています。その高校は、その時代には珍しく、制服もないような、とても自由な学校でした。
    「あなた達、生徒は今日から自由な学生生活を謳歌できます。自由という権利を得たのです。でも実際には、十分注意しなければなりません。自由を維持することは本当に大変なことなのです。自由という権利を楽しむためには、その自由を守るための義務を一人一人が負わない限り、自由はものすごく脆い権利なのです。自由に対する権利と義務をしっかり考えなければなりません。」

     いわゆる有識者という人たちが良く言うことがあります。日本の民主主義は敗戦後に無理やり押し付けられたものであって、欧米のような長い歴史上で人民が勝ち取ってきたものとは違うと。でも今やそんなことを言っている場合ではないと思います。もう民主主義は、半世紀以上も私達の手の中にあります。私達が真剣に考えないととんでもない世の中になってしまう。

     宮崎県知事がこう質問を受けたがあります。あなたは宮崎さえ良ければいいのかと。知事は、言葉に詰まっていました。これは、国民個人個人にも当てはまりますね。自分の利益になることだけしか考えない。橋がほしい。道がほしい。駅がほしい。施設がほしい。病院がほしい。でも自分に関係ないことは、全くの無関心。学校でも仕事場でも家でも。自分に被害がなければ悪いことにも知らんぷり。

     自由社会は私達が義務を怠っていると、理想からどんどん遠いところへ行ってしまう。人間は戦争という悲惨な経験をしないと、幸福という大切なことを理解しない愚かな動物なのか。